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TraceView -process

TraceView -process コマンドを使用して、トレース ログまたはリアルタイム トレースの参照からバイナリ トレース メッセージを書式設定します。 TraceView -process コマンドは、トレース メッセージのテキスト ファイルと、入力ファイルと出力ファイルを記述する概要ファイルを作成します。

    traceview -process [EtlFile | -rt SessionName][Parameters]
   

パラメーター

EtlFile
トレース メッセージを含むイベント トレース ログ (.etl) ファイルを指定します。 パスとファイル名を入力します (省略可能)。 既定値は c:\logfile.etl です。

-rt SessionName
リアル タイム。 指定したリアルタイム トレース セッションからのトレース メッセージを書式設定します。

SessionName はトレース セッションの名前です。 トレース セッション名を省略すると、Tracefmt は NT カーネル ロガー トレース セッションからのメッセージを 書式設定します。

-tmf TMFFile
トレース メッセージのトレース メッセージ形式 (.tmf) ファイルのパス (省略可能) とファイル名を指定します。

-p TMFPath
トレース メッセージのトレース メッセージ形式 (.tmf) ファイルを含むディレクトリへのパスを指定します。

-o OutputFile
出力ファイルの名前を指定します。 この名前は、書式設定されたトレース メッセージのテキスト ファイルと概要ファイルに適用されます。

OutputFile は、c:\traces\trace.txt などの.txtファイル名拡張子を持つパスとファイル名です。 既定値は FmfFile.txt され、ローカル ディレクトリに FmtSum.txt されます。

このパラメーターを -displayonly または -summaryonly パラメーターと共に使用すると、要約メッセージ・ファイルにのみ影響します。

-csv
トレース ログをコンマ区切りの可変長 (.csv) ファイルとして書式設定します。

表示
出力ファイルへの書き込みに加えて、コマンド プロンプト ウィンドウにトレース メッセージを表示します。

-displayonly
コマンド プロンプト ウィンドウにのみトレース メッセージを表示します。 TraceView では、トレース メッセージのテキスト ファイルは作成されません。

-nosummary
概要メッセージ ファイルは作成しません。

-summaryonly
概要メッセージ ファイルのみを作成します。 Tracefmt は出力ファイルを作成しません。

-noprefix
トレース メッセージ プレフィックスを 省略します。 このパラメーターは、出力ファイルおよび Tracefmt 表示内のトレース・メッセージに影響します。

ods
書式設定されたトレース メッセージをデバッガーに送信して表示します。

-v
詳細。 Tracefmt がトレース メッセージの各ブロックまたはバッファーを処理する場合に、コマンド プロンプト ウィンドウに詳細情報を表示します。 ファイルの破損や不整合が疑われる場合は、このパラメーターを使用します。

-h | /?
ヘルプを表示します。

traceview -process
traceview -process mytrace.etl -p c:\tracing -o mytrace.txt
traceview mytrace.etl -tmf c:\tracing\37753236-c81f-505e-d40a-128d3bb2b5ff.tmf
tracefmt -rt MyTrace -p c:\tracing -o mytrace.txt -display

コメント

トレース メッセージを書式設定するには、トレース メッセージのトレース メッセージ形式ファイルを指定する必要があります。 使用可能なメソッドは、優先順位の順に一覧表示されます。

  • -tmf パラメータを使用します。

  • -p パラメーター。

  • %TRACE_FORMAT_Standard Edition ARCH_PATH% 環境変数。 変数の値を、TMF ファイルが配置されているディレクトリに設定します。

TMF ファイル名がメッセージ GUID でない場合は、-tmf パラメーターを使用し、ファイルへの完全修飾パスを入力します。 それ以外の場合、TraceView は TMF ファイルを見つけることができません。

TraceView で TMF ファイルが見つからない場合、または TMF ファイルにトレース メッセージの書式設定情報が含まれていない場合、TraceView はメッセージの書式を設定できません。 代わりに、メッセージ テキストの代わりに、TraceView は "形式情報が見つかりません" と書き込みます。

TraceView でトレース メッセージの書式を設定できない場合は、例外が発生し、次のようなメッセージが表示されます。

*****FormatMessage Header(Header) of EventTrace, parameter 23 raised an exception*****