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MRxSetSdInfo ルーチン

TheMRxSetSdInfo ルーチンは、ネットワーク ミニ リダイレクターがファイル システム オブジェクトにセキュリティ記述子情報を設定するように要求するために RDBSS によって呼び出されます。

構文

PMRX_CALLDOWN MRxSetSdInfo;

NTSTATUS MRxSetSdInfo(
  _Inout_ PRX_CONTEXT RxContext
)
{ ... }

パラメーター

RxContext [in, out]
RX_CONTEXT 構造体へのポインター。 このパラメーターには、操作を要求している IRP が含まれています。

戻り値

MRxSetSdInfo は、成功した場合に STATUS_SUCCESS を返すか、次のような適切な NTSTATUS 値を返します。

リターン コード 説明
STATUS_ACCESS_DENIED

呼び出し元には、この操作に対する適切なセキュリティが不足しています。

STATUS_CONNECTION_DISCONNECTED

接続が切断されました。

STATUS_INSUFFICIENT_RESOURCES

クエリを完了するためのリソースが不足していました。

STATUS_INVALID_PARAMETER

無効なパラメーターが指定されました。

STATUS_NETWORK_ACCESS_DENIED

ネットワーク アクセスが拒否されました。

STATUS_NOT_IMPLEMENTED

リモート ページ ファイルにセキュリティ情報を設定するなど、要求される機能は実装されていません。

STATUS_NOT_SUPPORTED

リモート共有では、セキュリティ記述子情報はサポートされていません。

STATUS_OBJECT_PATH_NOT_FOUND

オブジェクト パスが見つからない このエラーは、NTFS ストリーム オブジェクトのセキュリティ情報の設定が要求され、リモート ファイル システムがストリームをサポートしていない場合に返される可能性があります。

STATUS_REPARSE

シンボリック リンクを処理するには、再解析が必要です。

解説

RDBSS は、IRP_MJ_SET_SECURITY 要求の受信に応答して MRxSetSdInfo の呼び出しを発行します。

MRxSetSdInfo を呼び出す前に、RDBSS は RxContext パラメーターが指す RX_CONTEXT 構造体の次のメンバーを変更します。

SetSecurity.SecurityInformation メンバーは IrpSp->Parameters.SetSecurity.SecurityInformation に設定されます。

SetSecurity.SecurityDescriptor メンバーは IrpSp->Parameters.SetSecurity.SecurityDescriptor に設定されます。

要件

対象プラットフォーム

デスクトップ

ヘッダー

Mrx.h (Mrx.h を含む)

関連項目

MRxIsValidDirectory

MRxQueryDirectory

MRxQueryEaInfo

MRxQueryFileInfo

MRxQueryQuotaInfo

MRxQuerySdInfo

MRxQueryVolumeInfo

MRxSetEaInfo

MRxSetFileInfo

MRxSetFileInfoAtCleanup

MRxSetQuotaInfo

MRxSetVolumeInfo