プラグ アンド プレイの概要

プラグ アンド プレイ (PnP) は、Windows の一部であり、コンピューター システムがユーザーの介入を最小限に抑えながらハードウェアの変更に適応できるようにするものです。 ユーザーは、手動で構成する必要がなく、コンピューター ハードウェアの知識がなくても、デバイスを追加したり削除したりすることができます。 たとえば、ユーザーはポータブル コンピューターをドッキングし、手動で構成を変更することなく、ドッキング ステーションのキーボード、マウス、およびモニターを使用することができます。

PnP には、デバイス ハードウェア、システム ソフトウェア、ドライバーのサポートが必要です。 ハードウェア業界の取り組みで、アドイン ボードとシステム コンポーネントを簡単に識別するための標準が定義されています。 この Windows Driver Kit (WDK) ドキュメントでは、PnP のシステム ソフトウェア サポートと、ドライバーがそのサポートを使用して PnP を実装する方法に焦点を当てています。

PnP ドライバーと共に PnP のシステム ソフトウェア サポートには、次のものが用意されています。

• インストールされているハードウェアの自動認識および動的認識

• ハードウェア リソースの割り当て (および再割り当て)

  PnP マネージャーは、各デバイスによって要求されたハードウェア リソース (入力/出力ポート、割り込み要求、ダイレクト メモリ アクセス チャネル、メモリの場所など) を決定し、ハードウェア リソースを適切に割り当てます。 PnP マネージャーは、すでに使用されているリソースを必要とする新しいデバイスがシステムに追加された場合など、必要に応じてリソースの割り当てを再構成します。

  PnP デバイスのドライバーはリソースを割り当てません。代わりに、デバイスが列挙されたときに、そのデバイスに対して要求されたリソースが識別されます。 PnP マネージャーは、リソースの割り当て中に各デバイスの要件を取得します。 リソースはレガシ デバイスに対して動的に構成できないため、PnP マネージャーは最初にリソースをレガシ デバイスに割り当てます。

• 適切なドライバーの読み込み

• ドライバーが PnP システムとやり取りするためのプログラミング インターフェイス

  インターフェイスには、I/O マネージャー ルーチン、プラグ アンド プレイのマイナー IRP、必要な標準ドライバー ルーチン、およびレジストリ内の情報が含まれています。

• ドライバーとアプリケーションがハードウェア環境の変化を学習し、適切なアクションを実行するためのメカニズム

  PnP によって、ドライバーとユーザー モード コードは、特定のハードウェア イベントに登録し、通知を受け取ることができます。

ドライバーが PnP の資格を得るには、必要な PnP エントリ ポイントを提供し、必要な PnP IRP を処理し、PnP ガイドラインに従う必要があります。