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初期化の違い

コールマネージャーは NDIS プロトコルのため、コネクション指向プロトコルの初期化シーケンスに従いますが、手順が 1 つ追加されます。 ProtocolBindAdapterEx ハンドラーでコネクション指向プロトコルの初期化手順を完了した直後に、コールマネージャーは NdisCmRegisterAddressFamilyEx を呼び出してアドレス ファミリを登録する必要があります。 コールマネージャーがコールマネージャー関数を登録する NdisCmRegisterAddressFamilyEx への呼び出しによって、プロトコルがコールマネージャーとして識別されます。 コールマネージャーは、バインドする NIC ごとにアドレス ファミリを登録しなければなりません。

MCM ドライバーはミニポート ドライバーですので、次の手順を追加して、コネクション指向ミニポート ドライバーの初期化シーケンスに従います。MCM ドライバーは、ミニポート ドライバーの初期化シーケンスを完了した直後に、NdisMCmRegisterAddressFamilyEx 関数で NdisMCmRegisterAddressFamilyEx を呼び出してアドレス ファミリを登録する必要があります。 NdisMCmRegisterAddressFamilyEx への呼び出しでは、MCMドライバーがコールマネージャー関数を登録すると、MCM ドライバーが通常のコネクション指向ミニポート ドライバーと区別されます。 MCM ドライバーは、NdisMRegisterMiniportDriver を呼び出すことによって初期化中に 1 回だけミニポート ドライバー ハンドラを登録しますが、制御する NIC ごとに NdisMCmRegisterAddressFamilyEx を 1 回呼び出す必要があります。