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中間ドライバーのインストール

中間ドライバーには 2 つの INF ファイルが必要です。 INF ファイルの 1 つは、プロトコルの下端のインストール パラメーターを定義します。 その他の INF ファイルは、仮想ミニポートの上端のインストール パラメーターを定義します。

プロトコル INF ファイルは、プライマリ INF ファイルです。 プロトコルの下端がインストールされると、プロトコル INF ファイルで定義されているミニポート ドライバー INF ファイルへの参照に基づいて、仮想ミニポートの上端がインストールされます。

Windows Vista では、通知オブジェクトまたはカスタム セットアップ アプリケーションを使用して、ミニポート ドライバーの INF ファイルをシステム INF ディレクトリにコピーできます。 Windows Vista 以降のオペレーティング システムのバージョンでは、プロトコル INF ファイルで INF CopyINF ディレクティブを使用して、ミニポート ドライバー INF ファイルをコピーする必要があります。 通知オブジェクトと INF ファイルのコピーの詳細については、「中間ドライバー通知オブジェクト」を参照してください。

プロトコルの下端のシステム提供のデバイス セットアップ クラスは、フィルター中間ドライバーの場合は NetService、MUX 中間ドライバーの場合は NetTrans です。 仮想ミニポートのドライバー クラスは常に Net です。

INF ファイルに加えて、MUX 中間ドライバーを通知オブジェクトに提供する必要もあります。 通知オブジェクトは、フィルター中間ドライバーでは省略可能です。

仮想ミニポート デバイスは、ExcludeFromSelect ディレクティブを使用して、常に、ユーザー インターフェイスから削除されます。 したがって、ユーザーにはプロトコルのみが表示され、プロトコル INF ファイルからプロトコルがインストールされます。

注:ExcludeFromSelect ディレクティブは、Connections ダイアログ ボックスから仮想デバイスを削除しません。 ただし、ミニポート ドライバー INF ファイル DDInstall セクションの Characteristics エントリの NCF_HIDDEN フラグにより、Connections ダイアログ ボックスを含むユーザー インターフェイスのどの部分にも仮想ミニポートが表示されなくなります。

このセクションでは、中間 INF ファイルと通知オブジェクトについて説明します。 この情報については、次のトピックで説明します。

中間ドライバー UpperRange および LowerRange INF ファイル エントリ

MUX 中間ドライバーのインストール

中間ドライバー通知オブジェクト