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エラー ソース検出

オペレーティング システムの初期化時、Windows カーネルは PSHED に対して、ハードウェア プラットフォームによって実装されているすべてのエラー ソースの一覧を照会します。 PSHED は、ハードウェア プラットフォームがサポートする各エラー ソースを記述する WHEA_ERROR_SOURCE_DESCRIPTOR 構造の一覧を返します。 オペレーティング システムは、この情報を使用して、ハードウェア プラットフォームからのエラー通知の処理を担当する、必要な低レベル ハードウェア エラー ハンドラー (LLHEH) を有効にします。

PSHED によって検出されるエラー ソースの最小セットを以下に示します。

x86 ベースおよび x64 ベースのハードウェア プラットフォーム

  • マシン チェック例外 (MCE)

  • 修正されたマシン チェック (CMC)

  • マスク不可能割り込み (NMI)

  • BOOT エラー

Itanium ベースのハードウェア プラットフォーム

  • マシン チェックの中止 (MCA)

  • 修正されたマシン チェック (CMC)

  • 修正されたプラットフォーム エラー (CPE)

  • INIT エラー

PCI Express (PCIe) の詳細エラー報告 (AER) の場合、PCI バス ドライバーは、PSHED ではなくエラー ソースを検出します。 そのため、PSHED では、Windows カーネルに返されるエラー ソースの最初の一覧に PCIe AER エラー ソースは含まれません。 代わりに、PCI バス ドライバーは、オペレーティング システムにこれらのエラー ソースを報告します。 このようなエラー ソースがオペレーティング システムに報告されると、Windows カーネルは PSHED を呼び出して、PSHED がエラー ソースに関する追加の詳細を提供できるようにします。

PSHED プラグインは、エラー ソース検出に参加して、PSHED によって報告されるエラー ソース情報を変更したり、PSHED によって検出されなかった追加のエラー ソースを報告したりすることもできます。 エラー ソースの検出に参加する PSHED プラグインが実装され、PSHED でサポートされていないオペレーティング システムに追加のエラー ソースを報告する場合、PSHED プラグインは、エラー ソース制御エラー情報取得にも参加して、これらの追加のエラー ソースのエラー ソース制御およびエラー情報取得操作をサポートする必要があります。 エラー ソース検出に参加する PSHED プラグインを実装する方法について詳しくは、「エラー ソース検出への参加」をご覧ください。