初期構成後のタスクを実行するための PostIC.cmd ファイルの作成

適用対象: Windows Server 2016 Essentials、Windows Server 2012 R2 Essentials、Windows Server 2012 Essentials

独自のコードを記述して、そのコードを PostIC.cmd というスクリプト ファイルから呼び出すことで、初期構成後のカスタマイズを追加できます。 PostIC.cmd ファイルを使用する場合、次のガイドラインに従う必要があります。

  • カスタム コードは、サイレント モードで実行する必要があります (ユーザー インターフェイスを表示できません)。

  • カスタム コードは、サーバーの再起動を開始できません。 初期構成で、最後のタスクとして、サーバーが再起動されます。

  • カスタム コードを 3 分以内に実行する必要があります。

    コードが正常に実行された場合に 0 を返すように PostIC.cmd ファイルを定義します。 それ以外の値が返された場合、オペレーティング システムは SetupFailure.cmd という名前のファイルを探します。このファイルには、PostIC.cmd ファイル内のコードが正常に実行されなかった場合に実行するコードが含まれています。 PostIC.cmd ファイルと SetupFailure.cmd ファイルはどちらも C:\Windows\Setup\Scripts に存在する必要があります。

初期構成後のカスタマイズを定義するには

  1. PostIC.cmd スクリプトから呼び出されるコードを記述します。

  2. メモ帳を使用して、PostIC.cmd という名前のファイルを作成し、手順 1 で作成したコードに呼び出しを追加します。 コードが成功値を返すことを確認します。

  3. PostIC.cmd を C:\Windows\Setup\Scripts に保存します。

  4. (省略可能) PostIC.cmd が 0 以外の値を返す場合にコードを実行する SetupFailure.cmd ファイルを作成します。

SetupFailure.cmd

SetupFailure.cmd を使用して、初期構成時の問題を通知できます。 SetupFailure.cmd ファイルには、問題の発生時に実行するコードを格納します。 SetupFailure.cmd ファイルは C:\Windows\Setup\Scripts に配置されており、セットアップ タスクで問題が発生したとき、または PostIC.cmd ファイルが 0 以外の値を返すときに実行されます。

通知を定義するには
  1. SetupFailure.cmd スクリプトから呼び出されるコードを記述します。

  2. メモ帳を使用して、SetupFailure.cmd という名前のファイルを作成し、手順 1 で作成したコードに呼び出しを追加します。 コードが成功値を返すことを確認します。

  3. SetupFailure.cmd を C:\Windows\Setup\Scripts に保存します。

参照

Windows Server Essentials ADK の概要イメージの作成とカスタマイズ追加のカスタマイゼーションイメージの展開準備顧客体験のテスト