add volume
シャドウ コピーするボリュームのセットであるシャドウ コピー セットにボリュームを追加します。 シャドウ コピーが作成されると、環境変数によってエイリアスがシャドウ ID にリンクされるため、そのエイリアスをスクリプト作成に使用できます。
ボリュームは一度に 1 つずつ追加されます。 ボリュームが追加されるたびに、そのボリュームのシャドウ コピーの作成を VSS がサポートしているかどうかがチェックされます。 このチェックは、後で set context コマンドを使用することによって無効にすることができます。
このコマンドは、シャドウ コピーを作成するために必要です。 パラメーターを指定せずに使用する場合、add volume コマンドはコマンド プロンプトにヘルプを表示します。
構文
add volume <volume> [provider <providerid>]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
<volume> |
シャドウ コピー セットに追加するボリュームを指定します。 シャドウ コピーの作成には、少なくとも 1 つのボリュームが必要です。 |
[provider \<providerid>] |
シャドウ コピーの作成に使用する登録済みプロバイダーのプロバイダー ID を指定します。 プロバイダーが指定されていない場合、既定のプロバイダーが使用されます。 |
例
登録されているプロバイダーの現在の一覧を表示するには、diskshadow>
プロンプトで次のように入力します。
list providers
次の出力には、既定で使用される単一のプロバイダーが表示されます。
* ProviderID: {b5946137-7b9f-4925-af80-51abd60b20d5}
Type: [1] VSS_PROV_SYSTEM
Name: Microsoft Software Shadow Copy provider 1.0
Version: 1.0.0.7
CLSID: {65ee1dba-8ff4-4a58-ac1c-3470ee2f376a}
1 provider registered.
ドライブ C: をシャドウ コピー セットに追加し、System1 という名前のエイリアスを割り当てるには、次のように入力します。
add volume c: alias System1