次の方法で共有


cleanmgr

適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2008 R2、Windows 11、Windows 10

コンピューターのハード ディスクから不要なファイルを削除します。 コマンドライン オプションを使用すると、[一時ファイル]、[インターネット ファイル]、[ダウンロードされたファイル]、および [ごみ箱] のファイルを、Cleanmgr でクリーンアップするように指定できます。 その後、スケジュールされたタスク ツールを使用して、特定の時刻に実行されるようにタスクをスケジュールすることができます。

構文

cleanmgr [/d <driveletter>] [/sageset:n]  [/sagerun:n] [/TUNEUP:n] [/LOWDISK] [/VERYLOWDISK]

パラメーター

パラメーター 説明
/d <driveletter> ディスク クリーンアップでクリーニングするドライブを指定します。

注: /d オプションは、/sagerun:n では使われません。

/sageset:n [ディスク クリーンアップの設定] ダイアログ ボックスが表示されます。また、選択した設定を保存するためのレジストリ キーも作成されます。 レジストリに格納されている n 値を使用すると、ディスク クリーンアップを実行するタスクを指定できます。 n 値には、0 から 9999 の任意の整数値を指定できます。 詳細については、「レジストリ キーの情報」を参照してください。
/sagerun:n /sageset オプションを使用する場合、n 値に割り当てられている指定されたタスクを実行します。 コンピューター上のすべてのドライブが列挙され、選択したプロファイルが各ドライブに対して実行されます。
/tuneup:n /Sageset/sagerun を同じ n に対して実行します。
/lowdisk 既定の設定で実行します。
/verylowdisk 既定の設定で実行します。ユーザー プロンプトは表示されません。
/autoclean Windows をアップグレードした後に残っているファイルは自動的に削除されます。
/? コマンド プロンプトにヘルプを表示します。

オプション

/Sageset/sagerun を使用してディスク クリーンアップに指定できるファイルのオプションは次のとおりです。

  • 一時セットアップ ファイル - これらは、実行されなくなったセットアップ プログラムによって作成されたファイルです。

  • ダウンロードしたプログラム ファイル - ダウンロードしたプログラム ファイルは、特定のページを表示したときにインターネットから自動的にダウンロードされる ActiveX コントロールおよび Java プログラムです。 これらのファイルは、ハードディスク上のダウンロードされたプログラム ファイル フォルダーに一時的に保存されます。 このオプションには [ファイルの表示] ボタンが含まれているので、ディスク クリーンアップによって削除される前にファイルを確認できます。 このボタンをクリックすると、C:\Winnt\Downloaded Program Files フォルダーが開きます。

  • インターネット一時ファイル - Temporary internet files フォルダーには、簡単に表示できるようにハードディスクに保存されている Web ページが含まれています。 ディスク クリーンアップを実行すると、これらのページは削除されますが、Web ページの個人用設定はそのまま残ります。 このオプションには、[ファイルの表示] ボタンも含まれています。このボタンをクリックすると、C:\Documents and Settings\Username\Local Settings\Temporary Internet Files\Content.IE5 フォルダーが開きます。

  • 古い Chkdsk ファイル - chkdsk でディスクにエラーがないかどうかがチェックされると、chkdsk は失われたファイル フラグメントをディスク上のルート フォルダーのファイルとして保存する場合があります。 これらのファイルは不要です。

  • ごみ箱 - ごみ箱には、コンピューターから削除したファイルが含まれています。 これらのファイルは、ごみ箱を空にするまで完全には削除されません。 このオプションには、ごみ箱を開く [ファイルの表示] ボタンがあります。

    注: ごみ箱は、たとえば、%SystemRoot% だけでなく、複数のドライブに出現する場合があります。

  • 一時ファイル - プログラムによって Temp フォルダーに一時的な情報が格納されることがあります。 プログラムが終了する前に、プログラムは通常この情報を削除します。 過去 1 週間以内に変更されていない一時ファイルは安全に削除できます。

  • 一時オフライン ファイル - 一時オフライン ファイルは、最近使用したネットワーク ファイルのローカル コピーです。 これらのファイルは、ネットワークから切断した後で使用できるように、自動的にキャッシュされます。 [ファイルの表示] ボタンをクリックすると、オフライン ファイル フォルダーが開きます。

  • オフライン ファイル - オフライン ファイルは、ネットワークから切断した後に使用できるように、オフラインで使用できるように特に指定したネットワーク ファイルのローカル コピーです。 [ファイルの表示] ボタンをクリックすると、オフライン ファイル フォルダーが開きます。

  • 古いファイルを圧縮する - Windows では、最近使っていないファイルを圧縮できます。 ファイルを圧縮するとディスク領域が節約されますが、ファイルを引き続き使用することもできます。 ファイルは削除されません。 ファイルはさまざまなレートで圧縮されるので、表示されるディスク領域の量は概算です。 [オプション] ボタンを使用すると、ディスク クリーンアップによって未使用ファイルが圧縮されるまでの待機日数を指定できます。

  • コンテンツ インデックス作成ツールのカタログ ファイル - インデックス サービスは、ディスク上のファイルのインデックスを保持することにより、ファイル検索を高速化し、改善します。 これらのカタログ ファイルは前回のインデックス作成操作以来、そのままであり、安全に削除できます。

    注: カタログ ファイルは、たとえば %SystemRoot% だけでなく、複数のドライブに出現する場合があります。

Note

Windows のインストールが含まれているドライブのクリーンアップを指定すると、[ディスク クリーンアップ] タブでこれらのオプションをすべて使用できるようになります。他のドライブを指定する場合は、[ディスク クリーンアップ] タブで、[ごみ箱] および [コンテンツ インデックス作成ツールのカタログ ファイル] オプションのみを使用できます。

ディスク クリーンアップ アプリを実行し、そのダイアログ ボックスを使用して後で使用するオプションを指定できるようにするには、設定をセット 1 に保存し、次のように入力します。

cleanmgr /sageset:1

ディスク クリーンアップを実行し、cleanmgr.exe /sageset:1 コマンドで指定したオプションを含めるには、次のように入力します。

cleanmgr /sagerun:1

cleanmgr /sageset:1cleanmgr /sagerun:1 を一緒に実行するには、次のように入力します。

cleanmgr /tuneup:1