extend
ボリュームまたはパーティションにフォーカスを置き、そのファイル システムをディスク上の空き (未アロケーション) 領域に拡張します。
構文
extend [size=<n>] [disk=<n>] [noerr]
extend filesystem [noerr]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
size=<n> |
現在のボリュームまたはパーティションに追加する領域をメガバイト (MB) 単位で指定します。 サイズを指定していない場合は、ディスク上で使用可能なすべての連続した空き領域が使用されます。 |
disk=<n> |
ボリュームまたはパーティションを拡張するディスクを指定します。 ディスクが指定されていない場合、ボリュームまたはパーティションは現在のディスク上で拡張されます。 |
filesystem | フォーカスのあるボリュームのファイル システムを拡張します。 ファイル システムがボリュームで拡張されていないディスクでのみ使用できます。 |
noerr | スクリプト専用です。 エラーが発生しても、エラーが発生しなかったかのように DiskPart はコマンドの処理を続けます。 このパラメーターは、エラー発生すると、DiskPart はエラー コードを生成して終了します。 |
解説
ベーシック ディスクでは、空き領域は、ボリュームまたはパーティションと同じディスク上にフォーカスがある必要があります。 また、ボリュームまたはパーティションの直後にフォーカスを設定する必要があります (つまり、次のセクター オフセットから開始する必要があります)。
ボリュームが単純またはスパンのダイナミック ディスクでは、ボリュームを任意のダイナミック ディスク上の任意の空き領域に拡張できます。 このコマンドを使用すると、単純な動的ボリュームをスパンされた動的ボリュームに変換できます。 ミラー化ボリューム、RAID-5 ボリューム、およびストライプ ボリュームは拡張できません。
パーティションが以前に NTFS ファイル システムでフォーマットされている場合、ファイル システムは自動的に拡張され、大きなパーティションが埋め込まれており、データ損失は発生しません。
パーティションが以前に NTFS 以外のファイル システムでフォーマットされていた場合、このコマンドは失敗し、パーティションは変更されません。
パーティションが以前にファイル システムでフォーマットされていない場合、パーティションは引き続き拡張されます。
パーティションを拡張するには、そのパーティションに関連付けられているボリュームが必要です。
例
ディスク 3 で、フォーカスがあるボリュームまたはパーティションを 500 メガバイト拡張するには、次のように入力します。
extend size=500 disk=3
拡張後にボリュームのファイル システムを拡張するには、次のように入力します。
extend filesystem