fsutil quota

適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows 10、Windows Server 2012 R2、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows 8

NTFS ボリューム上のディスク クォータを管理して、ネットワーク ベースのストレージのより正確な制御を提供します。

構文

fsutil quota [disable] <volumepath>
fsutil quota [enforce] <volumepath>
fsutil quota [modify] <volumepath> <threshold> <limit> <username>
fsutil quota [query] <volumepath>
fsutil quota [track] <volumepath>
fsutil quota [violations]

パラメーター

パラメーター 説明
無効化 (disable) 指定したボリュームのクォータの追跡と適用を無効にします。
enforce 指定したボリュームにクォータ使用量を適用します。
変更 既存のディスク クォータを変更するか、新しいクォータを作成します。
query 既存のディスク クォータを一覧表示します。
track 指定したボリュームのディスク使用量を追跡します。
violations システムとアプリケーションのログを検索し、クォータ違反が検出されたこと、またはユーザーがクォータのしきい値またはクォータの上限に達したことを示すメッセージが表示されます。
<volumepath> 必須。 volume{GUID} の形式でドライブ名の後ろにコロンまたは GUID を指定します。
<threshold> 警告が発行される上限 (バイト単位) を設定します。 このパラメーターは fsutil quota modify コマンドに必要です。
<limit> 最大許容ディスク使用量を (バイト単位で) 設定します。 このパラメーターは fsutil quota modify コマンドに必要です。
<username> ドメイン名またはユーザー名を指定します。 このパラメーターは fsutil quota modify コマンドに必要です。

解説

  • ディスク クォータはボリュームごとに実装され、ハード ストレージとソフト ストレージの両方の制限をユーザーごとに実装できます。

  • fsutil クォータを使う書き込みスクリプトを使って、新しいユーザーを追加するたびにクォータの上限を設定することや、クォータの上限を自動的に追跡してレポートにまとめ、システム管理者にメールで自動的に送信することができます。

GUID {928842df-5a01-11de-a85c-806e6f6e6963} が指定されたディスク ボリュームの既存のディスク クォータを一覧表示するには、次のように入力します。

fsutil quota query volume{928842df-5a01-11de-a85c-806e6f6e6963}

ドライブ文字 C: で指定したディスク ボリュームの既存のディスク クォータを一覧表示するには、次のように入力します。

fsutil quota query C: