fsutil resource
適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows 10、Windows Server 2012 R2、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows 8
セカンダリ トランザクション リソース マネージャーの作成、トランザクション リソース マネージャーの開始または停止、トランザクション リソース マネージャーに関する情報の表示を行います。また、次の動作を変更します。
既定のトランザクション リソース マネージャーで、次回のマウント時にそのトランザクション メタデータをクリーンするかどうか。
トランザクション リソース マネージャーで、可用性よりも一貫性を優先することの指定。
トランザクション リソース マネージャーで、一貫性よりも可用性を優先することの指定。
実行中のトランザクション リソース マネージャーの特性。
構文
fsutil resource [create] <rmrootpathname>
fsutil resource [info] <rmrootpathname>
fsutil resource [setautoreset] {true|false} <Defaultrmrootpathname>
fsutil resource [setavailable] <rmrootpathname>
fsutil resource [setconsistent] <rmrootpathname>
fsutil resource [setlog] [growth {<containers> containers|<percent> percent} <rmrootpathname>] [maxextents <containers> <rmrootpathname>] [minextents <containers> <rmrootpathname>] [mode {full|undo} <rmrootpathname>] [rename <rmrootpathname>] [shrink <percent> <rmrootpathname>] [size <containers> <rmrootpathname>]
fsutil resource [start] <rmrootpathname> [<rmlogpathname> <tmlogpathname>
fsutil resource [stop] <rmrootpathname>
パラメーター
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| create | セカンダリ トランザクション リソース マネージャーを作成します。 |
<rmrootpathname> |
トランザクション リソース マネージャーのルート ディレクトリの完全なパスを指定します。 |
| info | 指定したトランザクション リソース マネージャーの情報を表示します。 |
| setautoreset | 次回のマウント時に、既定のトランザクション リソース マネージャーによってトランザクション メタデータをクリーンするかどうかを指定します。
|
<defaultrmrootpathname> |
ドライブ文字とその後ろのコロンを指定します。 |
| setavailable | トランザクション リソース マネージャーで、一貫性よりも可用性を優先することを指定します。 |
| setconsistent | トランザクション リソース マネージャーで、可用性よりも一貫性を優先することを指定します。 |
| setlog | 既に動作しているトランザクション リソース マネージャーの特性を変更します。 |
| growth | トランザクション リソース マネージャーのログの上限サイズを指定します。 growth パラメーターは次のように指定できます。
|
<containers> |
トランザクション リソース マネージャーに使うデータ オブジェクトを指定します。 |
| maxextent | 指定したトランザクション リソース マネージャーのコンテナーの最大数を指定します。 |
| minextent | 指定したトランザクション リソース マネージャーのコンテナーの最小数を指定します。 |
mode {full|undo} |
すべてのトランザクションをログに記録するか (full)、ロールバック イベントのみをログに記録するか (undo) を指定します。 |
| rename | トランザクション リソース マネージャーの GUID を変更します。 |
| shrink | トランザクション リソース マネージャーのログが自動的に減少する割合を指定します。 |
| size | トランザクション リソース マネージャーのサイズを、指定した数の containers で指定します。 |
| start | 指定したトランザクション リソース マネージャーを開始します。 |
| stop | 指定したトランザクション リソース マネージャーを停止します。 |
例
c:test で指定したトランザクション リソース マネージャーのログを、コンテナー 5 個の自動増加に設定するには、次のように入力します。
fsutil resource setlog growth 5 containers c:test
c:test で指定したトランザクション リソース マネージャーのログを、2% の自動増加に設定するには、次のように入力します。
fsutil resource setlog growth 2 percent c:test
ドライブ C 上の次回のマウント時に、既定のトランザクション リソース マネージャーによってトランザクション メタデータをクリーンすることを指定するには、次のように入力します。
fsutil resource setautoreset true c:\