graftabl

Windows オペレーティング システムで、拡張文字セットをグラフィックス モードで表示できるようにします。 パラメーターを指定せずに使用すると、graftabl は前のコード ページと現在のコード ページを表示します。

重要

graftabl コマンドはレガシ コマンドであるため、古くなっています。 これは、通常、最新の Windows バージョンにはインストールされません。 コードページの処理については、chcp のページを参照してください。

構文

graftabl <codepage>
graftabl /status

パラメーター

パラメーター 説明
<codepage> グラフィックス モードでの拡張文字の外観を定義するコード ページを指定します。 有効なコード ページの ID 番号は次のとおりです。
  • 437 - 米国
  • 850 - 多言語 (ラテン I)
  • 852 - スラブ語 (ラテン II)
  • 855 - キリル語 (ロシア)
  • 857 - トルコ語
  • 860 - ポルトガル語
  • 861 - アイスランド語
  • 863 - カナダ フランス語
  • 865 - 北欧語
  • 866 - ロシア語
  • 869 - モダン ギリシャ語
/status このコマンドによって使用されている現在のコード ページを表示します。
/? コマンド プロンプトにヘルプを表示します。

解説

  • graftabl コマンドは、指定したコード ページの拡張文字のモニター表示にのみ影響します。 実際のコンソール入力コード ページは変更されません。 コンソール入力コード ページを変更するには、mode または chcp コマンドを使用します。

  • 各終了コードとその簡単な説明を次に示します。

    終了コード 説明
    0 文字セットが正常に読み込まれました。 前のコード ページが読み込まれませんでした。
    1 正しくないパラメーターが指定されました。 何も処理されませんでした。
    2 ファイル エラーが発生しました。
  • バッチ プログラムで ERRORLEVEL 環境変数を使用すると、graftabl によって返される終了コードを処理できます。

graftabl によって使用される現在のコード ページを表示するには、次のように入力します。

graftabl /status

コード ページ 437 (米国) のグラフィックス文字セットをメモリに読み込むには、次のように入力します。

graftabl 437

コード ページ 850 (多言語) のグラフィックス文字セットをメモリに読み込むには、次のように入力します。

graftabl 850