netsh

適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016

このコマンドは、現在実行中のコンピューターのネットワーク構成を、ローカルまたはリモートで表示または変更できるようにする、ネットワーク シェル コマンドライン スクリプト ユーティリティです。 このユーティリティは、コマンド プロンプトまたは Windows PowerShell で起動できます。

構文

netsh [-a <Aliasfile>][-c <Context>][-r <Remotecomputer>][-u [<domainname>\<username>][-p <Password> | [{<NetshCommand> | -f <scriptfile>}]

パラメーター

パラメーター 説明
-a <Aliasfile> Aliasfile を実行した後に netsh プロンプトに戻り、1 つまたは複数の netsh コマンドを含むテキスト ファイルの名前を指定します。
-c <Context> netsh が指定した netsh コンテキストを入力するように指定し、入力する netsh コンテキストを指定します。
-r <Remotecomputer> 構成するリモート コンピューターを指定します。

重要: このパラメーターを使用する場合は、リモート レジストリ サービスがリモート コンピューターで実行されていることを確認する必要があります。 実行されていない場合は、"ネットワーク パスが見つかりません" というエラー メッセージが表示されます。

-u <domainname>\<username> ユーザー アカウントで netsh コマンドを実行しているときに使用するドメインとユーザー アカウント名を指定します。 ドメインを省略した場合、既定ではローカル ドメインが使用されます。
-p <Password> -u <username> パラメーターで指定されたユーザー アカウントのパスワードを指定します。
<NetshCommand> 実行する netsh コマンドを指定します。
-f <scriptfile> 指定したスクリプト ファイルを実行した後に netsh コマンドを終了します。
/? コマンド プロンプトにヘルプを表示します。

解説

  • -r を指定して別のコマンドを続けると、netsh によりコマンドがリモート コンピューターで実行され、その後 Cmd.exe コマンド プロンプトに戻ります。 別のコマンドを使用せずに -r を指定すると、netsh がリモート モードで開きます。 このプロセスは set machine を netsh コマンド プロンプトで使用するのと似ています。 -r を使用するときは、netsh の現在のインスタンスに対してのみターゲット コンピューターを設定します。 netsh を終了して再入力すると、ターゲット コンピューターがローカル コンピューターとして再設定されます。 WINS に格納されているコンピューター名、UNC 名、DNS サーバーによって解決されるインターネット名、または IP アドレスを指定することにより、リモート コンピューター上で netsh コマンドを実行できます。

  • 文字列値に文字間のスペースが含まれている場合は、文字列値を引用符で囲む必要があります。 たとえば、-r "contoso remote device" のように指定します。