tftp

適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012

簡易ファイル転送プロトコル (tftp) サービスまたはデーモンを実行しているリモート コンピューター (通常は、UNIX を実行しているコンピューター) との間でファイルを転送します。 tftp は通常、tftp サーバーからのブート プロセス中にファームウェア、構成情報、またはシステム イメージを取得する組み込みデバイスまたはシステムによって使用されます。

[重要] tftp プロトコルでは認証または暗号化メカニズムがサポートされていないため、セキュリティ リスク (存在する場合) が導入される可能性があります。 インターネットに接続されているシステムでの tftp クライアントのインストールはお勧めできません。 セキュリティ上の理由から、tftp サーバー サービスは Microsoft から提供されなくなりました。

構文

tftp [-i] [<host>] [{get | put}] <source> [<destination>]

パラメーター

パラメーター 説明
-i バイナリ イメージの転送モード (オクテット モードとも呼ばれます) を指定します。 画像のバイナリ モードでファイルが 1 バイト単位で転送します。 バイナリ ファイルを転送するときに、このモードを使用します。 -i オプションを使用しない場合、ファイルは ASCII モードで転送されます。 これは、既定の転送モードです。 このモードは、行の終わり (EOL) 文字を指定したコンピューターの適切な形式に変換します。 テキスト ファイルを転送するときに、このモードを使用します。 ファイル転送が成功した場合は、データ転送率が表示されます。
<host> ローカルまたはリモート コンピューターを指定します。
get リモート コンピューター上のファイル destination をローカル コンピューター上のファイル source に転送します。
put ローカル コンピューター上のファイル source をリモート コンピューター上のファイル destination に転送します。 tftp プロトコルではユーザー認証がサポートされていないため、ユーザーがリモート コンピューターにログオンしている必要があり、ファイルがリモート コンピューターで書き込み可能である必要があります。
<source> 転送するファイルを指定します。
<destination> ファイルを転送する場所を指定します。

リモート コンピューター Host1 からファイル boot.img をコピーするには、次のように入力します。

tftp  -i Host1 get boot.img