手順 3:WSUS で更新プログラムを承認および展開する
適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012
コンピューター グループ内のコンピューターは、今後 24 時間以内に自動的に WSUS サーバーに接続して更新プログラムを取得します。 WSUS のレポート機能を使用して、これらの更新プログラムがテスト コンピューターに展開されたかどうかを判断することができます。 テストが正常に完了したら、組織内の該当するコンピューター グループに対して更新プログラムを承認することができます。 次のチェック リストでは、WSUS 管理コンソールを使用し、更新プログラムを承認して展開する手順について説明します。
| タスク | 説明 |
|---|---|
| 3.1. WSUS 更新プログラムを承認および展開する | WSUS 管理コンソールを使用し、WSUS 更新プログラムを承認して展開します。 |
| 3.2. 自動承認規則を構成する | 選択したグループに対する更新プログラムのインストールを自動的に承認するように WSUS を構成し、既存の更新プログラムに対する改訂の承認方法を構成します。 |
| 3.3. インストールされた更新プログラムを WSUS レポートで確認する | WSUS のレポート機能を使用して、インストールされた更新プログラム、これらの更新プログラムを受け取ったコンピューターなどの詳細を確認します。 |
3.1. WSUS 更新プログラムを承認および展開する
更新プログラムを承認および展開するには、次の手順を実行します。
WSUS 更新プログラムを承認および展開するには
WSUS 管理コンソールで、 [更新プログラム] をクリックします。 右側のウィンドウで、 [すべての更新プログラム] 、 [重要な更新プログラム] 、 [セキュリティ更新プログラム] 、および [WSUS の更新プログラム] に更新状態の概要が表示されます。
[すべての更新プログラム] セクションで、 [コンピューターで必要な更新プログラム] をクリックします。
更新プログラムの一覧から、テスト コンピューター グループへのインストールについて承認する更新プログラムを選択します。 選択した更新プログラムに関する情報が [更新プログラム] パネルの下側のウィンドウに表示されます。 隣接する複数の更新プログラムを選択するには、Shift キーを押しながら更新プログラム名をクリックします。 隣接しない複数の更新プログラムを選択するには、 Ctrl キーを押しながら更新プログラム名をクリックします。
選択した項目を右クリックし、 [承認] をクリックします。
[更新プログラムの承認] ダイアログ ボックスで、テスト グループを選択して下矢印をクリックします。
[インストールの承認] をクリックし、 [OK] をクリックします。
[承認の進行状況] ウィンドウが表示され、更新プログラムの承認に関するタスクの進行状況が示されます。 承認プロセスが完了したら、 [閉じる] をクリックします。
3.2. 自動承認規則を構成する
自動承認では、選択したグループに対して更新プログラムのインストールを自動的に承認する方法や、既存の更新プログラムに対する改訂の承認方法を指定できます。
自動更新を構成するには
WSUS 管理コンソールの [サービスの更新] で、WSUS サーバーを展開し、 [オプション] をクリックします。 [オプション] ウィンドウが開きます。
[オプション] で、 [自動承認] をクリックします。 [自動承認] ダイアログが開きます。
[更新規則] で、 [新しい規則] をクリックします。 [規則の追加] ダイアログが開きます。
[規則の追加] の [ステップ 1: プロパティを選択します] で、次のいずれかのオプションを 1 つ選択するか、または組み合わせて選択します。
[更新が特定のクラスに含まれる場合]
- [アップグレード] 分類を選択する場合は、毎月公開される Windows 機能更新プログラムも [アップグレード] として分類されていることに注意してください。 これらの更新プログラムを自動的に承認すると、デバイスで OS がアップグレードされる可能性があります。 たとえば、該当する Windows 10 デバイスが Windows 11 にアップグレードされる可能性があります。 さらに、機能の更新には追加のディスク領域が必要です。 詳細については、WSUS の展開を計画するときの UUP の考慮事項に関するセクションを参照してください。
[更新が特定の製品に含まれる場合]
[承認の期日の設定]
[ステップ 2: プロパティを変更します] で、一覧に表示された各オプションをクリックし、それぞれに対する適切なオプションを選択します。
[ステップ 3: 名前を指定します] で、規則の名前を入力し、[OK]をクリックします。
[OK] をクリックして [自動承認] ダイアログを閉じます。
3.3. インストールされた更新プログラムを WSUS レポートで確認する
更新プログラムを承認後 24 時間以内は、WSUS のレポート機能を使用して、更新プログラムがテスト グループ コンピューターに展開されたかどうかを判断することができます。 更新プログラムの状態を確認するには、次のように WSUS のレポート機能を使用できます。
更新プログラムを確認するには
WSUS 管理コンソールのナビゲーション ウィンドウで、 [レポート] をクリックします。
[レポート] ページで、 [更新状態の概要] レポートをクリックします。 [更新レポート] ウィンドウが表示されます。
更新プログラムの一覧をフィルター処理するには、使用する条件 ( [次の分類に更新を含める] など) を選択し、 [レポートの実行] をクリックします。
[更新レポート] ウィンドウが表示されます。 ウィンドウの左側のセクションで更新プログラムを選択することで、個々の更新プログラムの状態を確認できます。 レポート ウィンドウの最後のセクションには、更新状態の概要が表示されます。
このレポートは、ツール バーの該当するアイコンをクリックして保存または印刷することができます。
更新プログラムをテストしたら、組織内の該当するコンピューター グループへのインストールについて更新プログラムを承認できます。