ホスト型キャッシュを移動およびサイズ変更する (省略可能)
適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012
この手順を使用すると、希望するドライブとフォルダーにホスト型キャッシュを移動できるほか、ホスト型キャッシュ サーバーがホスト型キャッシュに使用できるディスク領域の量を指定することができます。
この手順は省略可能です。 既定のキャッシュの場所 (%windir%\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Local\PeerDistPub) とサイズ (ハード ディスク領域の合計の 5%) がご利用の展開に適している場合は、それらを変更する必要はありません。
この手順を行うには、Administrators グループのメンバーである必要があります。
ホスト型キャッシュを移動およびサイズ変更するには
管理者特権で Windows PowerShell ウィンドウを開きます。
次のコマンドを入力して、ホスト型キャッシュをローカル コンピューター上の別の場所に移動し、Enter キーを押します。
重要
次のコマンドを実行する前に、–Path や –MoveTo などのパラメーター値を、ご利用の展開に適した値に置き換える必要があります。
Set-BCCache -Path C:\datacache –MoveTo D:\datacache
次のコマンドを入力して、ローカル コンピューター上のホスト型キャッシュ (具体的にはデータ キャッシュ) のサイズを変更します。 ENTER キーを押します。
重要
次のコマンドを実行する前に、-Percentage などのパラメーター値を、ご利用の展開に適した値に置き換える必要があります。
Set-BCCache -Percentage 20
ホスト型キャッシュ サーバーの構成を確認するには、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
Get-BCStatus
コマンドの結果には、BranchCache インストールのすべての側面の状態が表示されます。 次に、BranchCache の設定のうちいくつかと、各項目の正しい値を示します。
DataCache | CacheFileDirectoryPath: SetBCCache コマンドの –MoveTo パラメーターで指定した値と一致するハード ディスクの場所が表示されます。 たとえば、値に D:\datacache を指定した場合、その値がコマンド出力に表示されます。
DataCache | MaxCacheSizeAsPercentageOfDiskVolume: SetBCCache コマンドの –Percentage パラメーターで指定した値に一致する数値が表示されます。 たとえば、値に 20 を指定した場合、その値がコマンド出力に表示されます。
このガイドを続行するには、「ホスト型キャッシュ サーバーでのコンテンツの事前ハッシュと事前読み込み (省略可能)」を参照してください。