Windows Server のワイヤレス LAN (WLAN) サービスは、ワイヤレス ネットワークの構成、検出、接続を行うための機能です。 有効になると、WLAN AutoConfig サービスは、ワイヤレス ネットワーク アダプターを使用してデバイスが自動的に接続できるワイヤレス ネットワークを動的にスキャンして選択します。 AutoConfig サービスは、優先順位のより高いワイヤレス ネットワークが利用可能になると、自動的にそのネットワークに接続します。
WLAN は、認証と暗号化プロトコルを使用してワイヤレス ネットワーク上のデータ転送を保護するための、さまざまなセキュリティ対策も提供します。 詳細については、「ネットワーク アクセスの拡張認証プロトコル (EAP)」を参照してください。
前提条件
- Windows Server 2012 以降のオペレーティング システム。
- サポートされているワイヤレス アダプターのドライバー。
WLAN for Windows Server をインストールする
WLAN 機能は、既定では Windows Server にインストールされていません。 WLAN と関連サービスをインストールするには、以下の手順に従います。
- サーバー マネージャーを開き、[役割と機能の追加]、[次へ] の順に選択した後、再度 [次へ] を選択します。
- [サーバーの役割の選択] ページで、[次へ]、[ワイヤレス LAN サービス] の順に選択した後、[次へ] を選択します。
- [インストール オプションの確認] ページで、[インストール] を選択した後、[閉じる] を選択します。
- これらの変更を適用するために、デバイスを再起動します。
または、PowerShell で次のコマンドを実行しても、WLAN 機能をインストールできます。
Install-WindowsFeature -Name Wireless-Networking
注
Windows Server 2025 では、WLAN 機能が既定でインストールされるため、このサービスでワイヤレス機能を利用できるようにする必要があります。
WLAN サービスを有効にする
デバイスが再起動されたら、以下の手順に従ってサービス アプリで wlansvc サービスを有効にする必要があります。
- [スタート]> を選択し、「services.msc>」と入力して、[サービス] を選択します。
- 右側のウィンドウで、「WLAN AutoConfig」が表示されるまで下にスクロールします。
- [WLAN AutoConfig] を右クリックし、[開始] を選択します。
または、コマンド プロンプトまたは PowerShell で次のコマンドを実行しても、WLAN サービスを開始できます。
net start wlansvc
Start-Service -Name wlansvc
Windows クライアント用の WLAN をインストールする
このサービスは、Windows クライアント デバイスに既にインストールされており、既定で有効になっています。