リモート デスクトップ サービス コンポーネントは、物理サーバーまたは仮想マシンにインストールできます。
最初の手順では、 Azure で Windows Server 仮想マシンを作成します。 3 つの VM を作成します。1 つは RD セッション ホスト用、1 つは接続ブローカー用、1 つは RD Web および RD ゲートウェイ用です。 RDS デプロイの可用性を確保するには、可用性セット (VM 作成プロセスの [ 高可用性 ] の下) を作成し、その可用性セット内の複数の VM をグループ化します。
VM を作成した後、次の手順を使用して RDS 用に準備します。
- リモート デスクトップ接続 (RDC) クライアントを使用して仮想マシンに接続します。
- Azure portal で、[リソース グループ] ビューを開き、デプロイに使用するリソース グループをクリックします。
- 新しい RDSH 仮想マシン (たとえば Contoso-Sh1) を選択します。
- [ 接続] > [開く ] をクリックして、リモート デスクトップ クライアントを開きます。
- クライアントで、[ 接続] をクリックし、[ 別のユーザー アカウントを使用する] をクリックします。 ローカル管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
- 証明書に関する警告が表示されたら、[ はい ] をクリックします。
- リモート管理を有効にします。
- サーバー マネージャーで、 ローカル サーバー > リモート管理の現在の設定 (無効) をクリックします。
- [ このサーバーのリモート管理を有効にする] を選択します。
- [ OK] をクリックします。
- 省略可能: 更新プログラムを自動的にダウンロードしてインストールしないように Windows Update を一時的に設定できます。 これは、RDSH サーバーの展開中に変更やシステムの再起動が起きないようにするのに役立ちます。
- サーバー マネージャーで、 Windows Update の現在の設定 > ローカル サーバーをクリックします。
- 詳細オプション > アップグレードの延期を選択します。
- サーバーをドメインに追加します。
- サーバー マネージャーで、[ ローカル サーバー] > [ワークグループの現在の設定] をクリックします。
- [ ドメイン > 変更] をクリックし、ドメイン名 (Contoso.com など) を入力します。
- ドメイン管理者の資格情報を入力します。
- 仮想マシンを再起動します。
- RD Web と GW 仮想マシンに対して手順 1 から 4 を繰り返します。
- RD 接続ブローカーの仮想マシンに対して手順 1 から 4 を繰り返します。
- RD 接続ブローカーの仮想マシンにアタッチされたディスクを初期化およびフォーマットします。
- RD 接続ブローカーの仮想マシンに接続します (上記の手順 1)。
- サーバー マネージャーで、[ ツール] > [コンピューターの管理] をクリックします。
- [ ディスクの管理] をクリックします。
- 接続されているディスク、 MBR (マスター ブート レコード) の順に選択し、[OK] をクリック します。
- 新しいディスク ( 未割り当てとしてマーク) を右クリックし、[ 新しいシンプル ボリューム] をクリックします。
- 新しいシンプル ボリューム ウィザードで、既定値をそのまま使用しますが、ボリューム ラベルに該当する名前 (共有など) を指定します。
- RD 接続ブローカーの仮想マシン上に、ユーザー プロファイル ディスクと証明書用のファイル共有を作成します。
- エクスプローラーを開き、[ この PC] をクリックして、ファイル共有用に追加したディスクを開きます。
- [ ホーム ] と [ 新しいフォルダー] をクリックします。
- UserDisks などのユーザー ディスク フォルダーの名前を入力します。
- 新しいフォルダーを右クリックし、[ プロパティ] > [共有] > [高度な共有] をクリックします。
- [ このフォルダーを共有] を選択し、[ アクセス許可] をクリックします。
- [ すべてのユーザー] を選択し、[ 削除] をクリックします。 [ 追加] をクリックし、「 Domain Admins」と入力して、[ OK] をクリックします。
- [フル コントロールを許可] を選択し、[OK] > [閉じる] >クリックします。
- 手順 c から g を繰り返して、証明書用の共有フォルダーを作成します。