プロビジョニング パッケージの診断

この記事は、プロビジョニング パッケージの適用に関する一般的な問題を診断するのに役立ちます。 MdmDiagnosticsTool を使用して、一般的なプロビジョニング エラーを診断できます。

電源設定を適用できない

電源設定を含むプロビジョニング パッケージ (PPKG) を適用する場合は、昇格されたアクセス許可が必要です。 管理者特権のアクセス許可が必要であるため、 初期セットアップ 後にユーザー コンテキストを使用して電源設定を適用すると、正しくないセキュリティ コンテキストが使用されたため、エラーが発生 STATUS_PRIVILEGE_NOT_HELD (HRESULT=0xc0000061) します。

正しいセキュリティ コンテキストで電源設定を正常に適用するには、PPKG をディレクトリに%WINDIR%/Provisioning/Packages配置し、デバイスを再起動します。 詳細については、「 電源設定の構成」を参照してください。

Microsoft Entra IDで一括登録を実行できない

プロビジョニング パッケージを使用してデバイスをMicrosoft Entra IDに登録する場合、一括トークンを要求するユーザーがアプリケーションの同意を付与する権限がない場合、一括トークン要求は拒否されます。 詳細については、「ユーザーが アプリケーションに同意する方法を構成する」を参照してください。

一括トークンを取得するときは、認証のプロンプトが表示されたら、[いいえ、このアプリにのみサインインする] を選択する必要があります。 代わりに [organizationにデバイスの管理を許可する] を選択せずに [OK] を選択すると、一括トークン要求が拒否される可能性があります。

マルチバリアント プロビジョニング パッケージを適用できない

多変量パッケージを適用する場合、特定のターゲットが適用されなかった理由を診断するのが難しい場合があります。 予期したとおりに評価されなかった不適切に作成された条件が存在する可能性があります。

バージョン 22H2 Windows 11以降、MdmDiagnosticsTool には、パッケージが適用されなかった理由を判断するために、多変量パッケージの問題を診断するための多変量条件値が含まれています。

次の PowerShell の例を使用して、レポート内の多変量条件を MDMDiagReport.xml 確認できます。

([XML](Get-Content MDMDiagReport.xml)).SelectNodes('//Multivariant') | Select -ExpandProperty Condition