ListView_InsertItem マクロ (commctrl.h)

リスト ビュー コントロールに新しい項目を挿入します。 このマクロを使用することも、 LVM_INSERTITEM メッセージを明示的に送信することもできます。

構文

void ListView_InsertItem(
   hwnd,
   pitem
);

パラメーター

hwnd

種類: HWND

リスト ビュー コントロールのハンドル。

pitem

型: const LPLVITEM

リスト ビュー項目の属性を指定する LVITEM 構造体へのポインター。 iItem メンバーを使用して、新しい項目を挿入する 0 から始まるインデックスを指定します。 この値が listview コントロールに現在含まれている項目の数より大きい場合、新しい項目はリストの末尾に追加され、正しいインデックスが割り当てられます。 マクロの戻り値を調べて、アイテムに割り当てられている実際のインデックスを確認します。

戻り値

なし

解説

ListView_InsertItemまたはLVM_INSERTITEMを使用してサブ項目を挿入することはできません。 LVITEM 構造体の iSubItem メンバーは 0 である必要があります。 サブ項目の設定については、「 LVM_SETITEM 」を参照してください。

リスト ビュー コントロールにLVS_EX_CHECKBOXES スタイルが設定されている場合、LVITEM 構造体の状態メンバーのビット 12 から 15 に配置された値は無視されます。 このスタイルが設定されたアイテムを追加すると、常にオフの状態に設定されます。

リスト ビュー コントロールに LVS_SORTASCENDING または LVS_SORTDESCENDING ウィンドウ スタイルがある場合、LVITEM 構造体の pszText メンバーとしてLPSTR_TEXTCALLBACKを持つアイテムを挿入しようとすると、LVM_INSERTITEM メッセージは失敗します。

ListView_InsertItemマクロは、次の条件が保持されている場合、新しい項目を並べ替え順序で適切な位置に挿入します。

  • LVS_SORTXXXスタイルのいずれかを使用しています。
  • LVS_OWNERDRAW スタイルを使用していません。
  • pitem が指す構造体の pszText メンバーは、LPSTR_TEXTCALLBACKに設定されていません。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー commctrl.h