IMMDeviceEnumerator インターフェイス (mmdeviceapi.h)

IMMDeviceEnumerator インターフェイスには、マルチメディア デバイス リソースを列挙するためのメソッドが用意されています。 MMDevice API の現在の実装では、このインターフェイスが列挙できるデバイス リソースは オーディオ エンドポイント デバイスのみです。 クライアントは、前述のように CoCreateInstance 関数を呼び出して IMMDeviceEnumerator インターフェイスへの参照を取得します (「MMDevice API」を参照)。

IMMDeviceEnumerator インターフェイスのメソッドによって列挙されたデバイス リソースは、IMMDevice インターフェイスを持つオブジェクトのコレクションとして表されます。 コレクションには IMMDeviceCollection インターフェイスがあります。 IMMDeviceEnumerator::EnumAudioEndpoints メソッドは、デバイス コレクションを作成します。

デバイス コレクション内の項目の IMMDevice インターフェイスへのポインターを取得するために、クライアントは IMMDeviceCollection::Item メソッドを呼び出します。

IMMDeviceEnumerator インターフェイスを使用するコード例については、次のトピックを参照してください。

継承

IMMDeviceEnumerator インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IMMDeviceEnumerator には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IMMDeviceEnumerator インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IMMDeviceEnumerator::EnumAudioEndpoints

EnumAudioEndpoints メソッドは、指定された条件を満たすオーディオ エンドポイント デバイスのコレクションを生成します。
IMMDeviceEnumerator::GetDefaultAudioEndpoint

GetDefaultAudioEndpoint メソッドは、指定されたデータ フローの方向とロールの既定のオーディオ エンドポイントを取得します。
IMMDeviceEnumerator::GetDevice

GetDevice メソッドは、エンドポイント ID 文字列によって識別されるオーディオ エンドポイント デバイスを取得します。
IMMDeviceEnumerator::RegisterEndpointNotificationCallback

RegisterEndpointNotificationCallback メソッドは、クライアントの通知コールバック インターフェイスを登録します。
IMMDeviceEnumerator::UnregisterEndpointNotificationCallback

UnregisterEndpointNotificationCallback メソッドは、クライアントが IMMDeviceEnumerator::RegisterEndpointNotificationCallback メソッドの以前の呼び出しで登録した通知インターフェイスの登録を削除します。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mmdeviceapi.h

関連項目

コア オーディオ インターフェイス

IMMDevice インターフェイス

IMMDeviceCollection インターフェイス

IMMDeviceCollection::Item

IMMDeviceEnumerator::EnumAudioEndpoints

MMDevice API