SpUserModeInitializeFn コールバック関数 (ntsecpkg.h)
SpUserModeInitialize 関数は、セキュリティ サポート プロバイダー/認証パッケージ (SSP/AP) DLL がクライアント/サーバー アプリケーションのプロセス空間に読み込まれるときに呼び出されます。 この関数は、SSP/AP DLL 内の各セキュリティ パッケージのSECPKG_USER_FUNCTION_TABLE テーブルを提供します。
構文
SpUserModeInitializeFn Spusermodeinitializefn;
NTSTATUS Spusermodeinitializefn(
[in] ULONG LsaVersion,
[out] PULONG PackageVersion,
[out] PSECPKG_USER_FUNCTION_TABLE *ppTables,
[out] PULONG pcTables
)
{...}
パラメーター
[in] LsaVersion
セキュリティ プロバイダー DLL のバージョン (Secur32.dll または Security.dll)。
[out] PackageVersion
SSP/AP DLL のバージョンを返すポインター。
[out] ppTables
SECPKG_USER_FUNCTION_TABLE構造体の配列を返すポインター。 各構造体は、SSP/AP DLL にデプロイされた セキュリティ パッケージ によって実装されるユーザー モード関数へのポインターのテーブルです。
[out] pcTables
ppTables パラメーターが指す配列内の要素の数を返すポインター。
戻り値
関数が成功した場合は、STATUS_SUCCESSを返します。
関数が失敗した場合は、失敗した理由を示す NTSTATUS コードを返します。
注釈
SpUserModeInitialize 関数は、ユーザー モード セキュリティ パッケージを含む SSP/AP DLL によって実装される必要があります。
ppTables パラメーターには、DLL にデプロイされたユーザー モード セキュリティ パッケージごとに 1 つのSECPKG_USER_FUNCTION_TABLEが含まれている必要があります。 DLL でのセキュリティ パッケージの展開の詳細については、「 ユーザー モードの初期化」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ntsecpkg.h |