ArcTo 関数 (wingdi.h)

ArcTo 関数は楕円の円弧を描画します。

構文

BOOL ArcTo(
  [in] HDC hdc,
  [in] int left,
  [in] int top,
  [in] int right,
  [in] int bottom,
  [in] int xr1,
  [in] int yr1,
  [in] int xr2,
  [in] int yr2
);

パラメーター

[in] hdc

描画が行われるデバイス コンテキストへのハンドル。

[in] left

外接する四角形の左上隅の x 座標 (論理単位)。

[in] top

外接する四角形の左上隅の y 座標 (論理単位)。

[in] right

外接する四角形の右下隅の x 座標 (論理単位)。

[in] bottom

外接する四角形の右下隅の y 座標 (論理単位)。

[in] xr1

円弧の始点を定義する放射状の終点の x 座標 (論理単位)。

[in] yr1

円弧の始点を定義する放射状の終点の論理単位での y 座標。

[in] xr2

円弧の終点を定義する放射状の終点の x 座標 (論理単位)。

[in] yr2

円弧の終点を定義する放射状の終点の論理単位での y 座標。

戻り値

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合は、0 を返します。

注釈

ArcToArc 関数に似ていますが、現在の位置が更新される点が除きます。

ポイント (nLeftRect,nTopRect) と (nRightRect, nBottomRect) は、外接する四角形を指定します。 指定した外接する四角形によって形成される楕円は、円弧の曲線を定義します。円弧は、外接する四角形の中心から (nXRadial1, nYRadial1) ポイントまでの放射状線と交差するポイントから反時計回りに拡張されます。 円弧は、外接する四角形の中心から (nXRadial2,nYRadial2) ポイントまでの放射状線と交差する位置で終了します。 始点と終点が同じ場合は、完全な楕円が描画されます。

現在の位置から円弧の始点までの線が描画されます。エラーが発生しない場合、現在位置は円弧の終点に設定されます。

円弧は、現在のペンを使用して描画されます。入力されていません。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wingdi.h (Windows.h を含む)
Library Gdi32.lib
[DLL] Gdi32.dll

こちらもご覧ください

AngleArc

Arc

線関数と曲線関数

線と曲線の概要

SetArcDirection