次の方法で共有


ICertRequest2 インターフェイス (certcli.h)

ICertRequest2 インターフェイスは、クライアントまたは中間アプリケーションと証明書サービス間の通信を提供する 2 つのインターフェイスのいずれかです。

クライアント アプリケーションと中間アプリケーションは 、ICertRequest2 メソッドを呼び出して、次のタスクを実行できます。

  • 証明書要求を送信します。
  • 要求の処理、最後の状態、識別子を取得します。
  • 要求に対して発行された証明書を取得します。
  • 以前の要求の保留中の証明書を取得します。
  • Certificate Services サーバーの 証明機関 (CA) 証明書を取得します。
  • CA プロパティの値、表示名、および プロパティに関連付けられているフラグを取得します。
  • サーバーによって返されるキャッシュされた応答データを取得します。
  • HRESULT エラー コードのエラー メッセージ テキストを取得します。

ICertRequest2 は Certcli.h で定義されています。 ただし、プログラムを作成するときは、インクルード ファイルとして Certsrv.h を使用します。 Certcli.dll は ICertRequest2 インターフェイスを提供します。 このインターフェイスの型情報は、プラットフォーム ソフトウェア開発キット (SDK) に付属する Certclil.dll にも含まれています。

Certificate Services インターフェイスは、アパートメント スレッディング モデルとフリー スレッド モデルの両方をサポートします。 スループットを向上させるために、無料スレッド処理をお勧めします。

継承

ICertRequest2 インターフェイスは、ICertRequestIDispatch から継承されます。 ICertRequest2 には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

ICertRequest2 インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
ICertRequest2::GetCAProperty

証明機関 (CA) のプロパティ値を取得します。 (ICertRequest2.GetCAProperty)
ICertRequest2::GetCAPropertyDisplayName

証明機関 (CA) プロパティのプロパティ表示名を取得します。
ICertRequest2::GetCAPropertyFlags

証明機関 (CA) プロパティのプロパティ フラグを取得します。
ICertRequest2::GetErrorMessageText

HRESULT エラー コードのエラー メッセージ テキストを取得します。
ICertRequest2::GetFullResponseProperty

サーバーによって返されるキャッシュされた応答データを取得します。
ICertRequest2::GetIssuedCertificate

要求 ID または証明書のシリアル番号を指定して、証明書の処理を取得します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー certcli.h (Certsrv.h を含む)