ID3D11VideoContext1::VideoProcessorGetBehaviorHints メソッド (d3d11_1.h)

ID3D11VideoContext::VideoProcessorBlt メソッドではなく、マルチプレーン オーバーレイ ハードウェアを使用して最適に実行されるビデオ プロセッサ操作を示すドライバー ヒントを返します。

構文

HRESULT VideoProcessorGetBehaviorHints(
  [in]  ID3D11VideoProcessor                             *pVideoProcessor,
  [in]  UINT                                             OutputWidth,
  [in]  UINT                                             OutputHeight,
  [in]  DXGI_FORMAT                                      OutputFormat,
  [in]  UINT                                             StreamCount,
  [in]  const D3D11_VIDEO_PROCESSOR_STREAM_BEHAVIOR_HINT *pStreams,
  [out] UINT                                             *pBehaviorHints
);

パラメーター

[in] pVideoProcessor

種類: ID3D11VideoProcessor*

ID3D11VideoProcessor インターフェイスへのポインター。

[in] OutputWidth

型: UINT

出力ストリームの幅。

[in] OutputHeight

型: UINT

出力ストリームの高さ。

[in] OutputFormat

種類: DXGI_FORMAT

出力ストリームの形式。

[in] StreamCount

型: UINT

処理する入力ストリームの数。

[in] pStreams

型: const D3D11_VIDEO_PROCESSOR_STREAM_BEHAVIOR_HINT*

各入力ストリームの形式と、動作ヒントの計算時に各ストリームを使用する必要があるかどうかを指定する構造体の配列。

[out] pBehaviorHints

種類: UINT*

ID3D11VideoContext::VideoProcessorBlt メソッドではなく、マルチプレーン オーバーレイ ハードウェアを使用して実行するのが最適なビデオ プロセッサ操作を示す、D3D11_VIDEO_PROCESSOR_BEHAVIOR_HINTS値のビットごとの OR 組み合わせへのポインター。

戻り値

種類: HRESULT

このメソッドは、次のいずれかのエラー コードを返します。

S_OK 操作は正常に完了しました。
E_INVALIDARG 無効なパラメーターが渡されたか、無効な呼び出しパターンを使用してこの関数が呼び出されました。
E_OUTOFMEMORY 操作を完了するためのメモリが不足しています。

解説

このメソッドは、ID3D11VideoContext と ID3D11VideoContext1 の "SetOutput" メソッドと "SetStream" メソッドによって設定されたビデオ プロセッサの現在の状態を使用して動作ヒントを計算します。 返されるヒントに有用なデータが含まれるようにするには、このメソッドを呼び出す前に適切な状態を設定する必要があります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 10 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2016 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー d3d11_1.h

関連項目

ID3D11VideoContext1