IDirect3DDevice9::SetCursorPosition メソッド (d3d9.h)

[アーティクル]
08/23/2023

カーソル位置と更新オプションを設定します。

構文

void SetCursorPosition(
  [in] int   X,
  [in] int   Y,
  [in] DWORD Flags
);

パラメーター

[in] X

型: INT

仮想デスクトップ座標でのカーソルの新しい X 位置。「解説」を参照してください。

[in] Y

型: INT

仮想デスクトップ座標でのカーソルの新しい Y 位置。「解説」を参照してください。

[in] Flags

種類: DWORD

カーソルの更新オプションを指定します。現在、定義されているフラグは 1 つだけです。

値	意味
D3DCURSOR_IMMEDIATE_UPDATE	更新速度でカーソルを更新します。このフラグが指定されている場合、システムは、カーソルが表示更新速度の少なくとも半分で更新されることを保証しますが、表示更新速度よりも頻繁に更新されることはありません。それ以外の場合、メソッドは次の IDirect3DDevice9::P resent 呼び出しまでカーソルの更新を遅延します。通常、このフラグを設定しないと、フラグが設定されている場合よりもパフォーマンスが向上します。ただし、Present の呼び出し速度が十分に低く、カーソルの動きが大幅に遅れる場合は、アプリケーションでこのフラグを設定する必要があります。このフラグは、ウィンドウモードのアプリケーションでは効果がありません。一部のビデオカードでは、ハードウェアカラーカーソルが実装されています。このフラグは、これらのカードには影響しません。

値

意味

D3DCURSOR_IMMEDIATE_UPDATE

更新速度でカーソルを更新します。

このフラグが指定されている場合、システムは、カーソルが表示更新速度の少なくとも半分で更新されることを保証しますが、表示更新速度よりも頻繁に更新されることはありません。それ以外の場合、メソッドは次の IDirect3DDevice9::P resent 呼び出しまでカーソルの更新を遅延します。通常、このフラグを設定しないと、フラグが設定されている場合よりもパフォーマンスが向上します。ただし、Present の呼び出し速度が十分に低く、カーソルの動きが大幅に遅れる場合は、アプリケーションでこのフラグを設定する必要があります。このフラグは、ウィンドウモードのアプリケーションでは効果がありません。一部のビデオカードでは、ハードウェアカラーカーソルが実装されています。このフラグは、これらのカードには影響しません。

戻り値

なし

解説

全画面表示モードで実行する場合、画面空間座標は、現在の表示モードに適切にスケーリングされたバックバッファー座標です。ウィンドウモードで実行する場合、画面空間座標はデスクトップ座標です。カーソルイメージは、指定した位置から SetCursorProperties メソッドで指定されたホットスポットオフセットを引いた位置に描画されます。

カーソルが ShowCursor によって非表示になっている場合、カーソルは描画されません。