UnhandledExceptionFilter 関数 (errhandlingapi.h)
プロセスがデバッグされている場合に、ハンドルされない例外をデバッガーに渡すアプリケーション定義関数。 それ以外の場合は、必要に応じて [ アプリケーション エラー ] メッセージ ボックスが表示され、例外ハンドラーが実行されます。 この関数は、例外ハンドラーのフィルター式内からのみ呼び出すことができます。
構文
LONG UnhandledExceptionFilter(
[in] _EXCEPTION_POINTERS *ExceptionInfo
);
パラメーター
[in] ExceptionInfo
例外の説明と例外時のプロセッサ コンテキストを指定する EXCEPTION_POINTERS構造体への ポインター。 このポインターは、 GetExceptionInformation 関数の呼び出しの戻り値です。
戻り値
関数は、次のいずれかの値を返します。
リターン コード/値 | Description |
---|---|
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プロセスはデバッグ中であるため、例外は (2 回目の機会として) アプリケーションのデバッガーに渡す必要があります。 |
|
SetErrorMode の以前の呼び出しでSEM_NOGPFAULTERRORBOX フラグが指定された場合、アプリケーション エラー メッセージ ボックスは表示されません。 この関数は例外ハンドラーに制御を返します。このハンドラーは、適切なアクションを自由に実行できます。 |
解説
プロセスがデバッグされていない場合、関数は現在のエラー モードに応じて [ アプリケーション エラー ] メッセージ ボックスを表示します。 既定の動作ではダイアログ ボックスが表示されますが、 SetErrorMode 関数の呼び出しで SEM_NOGPFAULTERRORBOXを指定することで無効にすることができます。
システムは UnhandledExceptionFilter を内部的に使用して、プロセスとスレッドの作成時に発生する例外を処理します。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | errhandlingapi.h (Windows.h を含む) |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |