ReportFault 関数 (errorrep.h)

独自の例外処理を実行するアプリケーションを有効にして、Microsoft にエラーを報告します。 この関数を使用してアプリケーションのクラッシュを報告できますが、アプリケーションでは致命的なエラーを直接処理するのではなく、オペレーティング システムによって提供されるクラッシュ レポート機能に依存することをお勧めします。

構文

EFaultRepRetVal ReportFault(
  [in] LPEXCEPTION_POINTERS pep,
  [in] DWORD                dwOpt
);

パラメーター

[in] pep

EXCEPTION_POINTERS 構造体へのポインター。

[in] dwOpt

このパラメーターはシステム用に予約されており、0 に設定する必要があります。

戻り値

この関数は、次のいずれかの値を返します。

リターン コード 説明
frrvErr
関数は失敗しましたが、エラー報告クライアントが起動されました。
frrvErrNoDW
エラー報告クライアントを起動できませんでした。 システムは、標準の例外ダイアログ ボックスの表示やデバッガーの起動など、既定のアクションを実行します。
frrvErrTimeout
関数がタイムアウトしました。
frrvLaunchDebugger
関数が成功し、ユーザーがデバッガーを起動しました。
frrvOk
関数が正常に実行されました。
frrvOkHeadless
関数が成功し、エラー 報告クライアントがサイレント レポート モードで起動されました (UI は使用されません)。
frrvOkManifest
関数が成功し、エラー 報告クライアントがマニフェスト レポート モードで起動されました。
frrvOkQueued
関数が成功し、後でレポートするためにエラー レポートがキューに入れられました。
 

これらの戻り値は、レポート アプリケーションが正常に起動されたかどうかを示します。 正常な戻り値は、必ずしもエラーが正常に報告されたことを示すわけではありません。

解説

この関数を呼び出した正確な結果は、ユーザーまたはシステム管理者がエラー報告システムをどのように構成したかによって異なります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー errorrep.h
Library Faultrep.lib
[DLL] Faultrep.dll

関連項目

AddERExcludedApplication

EXCEPTION_POINTERS

WER 関数

Windows エラー報告