GetProcessHeap 関数 (heapapi.h)

呼び出し元プロセスの既定のヒープへのハンドルを取得します。 このハンドルは、後続のヒープ関数の呼び出しで使用できます。

構文

HANDLE GetProcessHeap();

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は呼び出し元プロセスのヒープへのハンドルです。

関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

GetProcessHeap 関数は、呼び出し元プロセスの既定のヒープへのハンドルを取得します。 プロセスでは、このハンドルを使用して、 HeapCreate 関数を使用してプライベート ヒープを最初に作成しなくても、プロセス ヒープからメモリを割り当てることができます。

Windows Server 2003 および Windows XP: プロセスの既定のヒープに対して断片化の少ないヒープを有効にするには、GetProcessHeap によって返されるハンドルを使用して HeapSetInformation 関数を呼び出します。

例については、「 プロセス ヒープの取得」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー heapapi.h (Windows.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

ヒープ関数

HeapCreate

メモリ管理関数

VBS エンクレーブで使用できる Vertdll API