GetCommandLineA 関数 (processenv.h)

現在のプロセスのコマンド ライン文字列を取得します。

構文

LPSTR GetCommandLineA();

戻り値

戻り値は、現在のプロセスのコマンド ライン文字列へのポインターです。

解説

戻り値の有効期間はシステムによって管理されます。アプリケーションはこの値を解放したり変更したりしないでください。

コンソール プロセスでは、プログラム エントリ ポイントとして実装することで、メインまたは wmain 関数の argc および argv 引数を使用できます。 GUI プロセスでは、WinMain 関数または wWinMain 関数の lpCmdLine 引数をプログラム エントリ ポイントとして実装することで使用できます。

コマンド ラインを文字列の argv スタイル配列に変換するには、GetCommandLineA から CommandLineToArgW に結果を渡します。

メモ オペレーティング システムがプロセスに提供するコマンド ラインの実行可能ファイルの名前は、呼び出し元のプロセスが CreateProcess 関数に与えるコマンド ラインの名前と必ずしも同じではありません。 オペレーティング システムは、完全修飾パスなしで提供される実行可能名の前に完全修飾パスを付加できます。
 

注意

processenv.h ヘッダーは、Unicode プリプロセッサ定数の定義に基づいて、この関数の ANSI または Unicode バージョンを自動的に選択するエイリアスとして GetCommandLine を定義します。 encoding-neutral エイリアスの使用を encoding-neutral ではないコードと混在すると、コンパイル エラーまたはランタイム エラーが発生する不一致が発生する可能性があります。 詳細については、「 関数プロトタイプの規則」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー processenv.h (Windows Server 2003、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 Windows Server 2008 R2 の Windows.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

CreateProcess

プロセス関数とスレッド関数