SetSecurityDescriptorGroup 関数 (securitybaseapi.h)

SetSecurityDescriptorGroup 関数は、絶対形式のセキュリティ記述子のプライマリ グループ情報を設定し、セキュリティ記述子に既に存在するプライマリ グループ情報を置き換えます。

構文

BOOL SetSecurityDescriptorGroup(
  [in, out]      PSECURITY_DESCRIPTOR pSecurityDescriptor,
  [in, optional] PSID                 pGroup,
  [in]           BOOL                 bGroupDefaulted
);

パラメーター

[in, out] pSecurityDescriptor

この関数によってプライマリ グループが設定されている SECURITY_DESCRIPTOR 構造体へのポインター。 関数は、既存のプライマリ グループを新しいプライマリ グループに置き換えます。

[in, optional] pGroup

セキュリティ記述子の新しいプライマリ グループの SID 構造へのポインター。 SID 構造体は、セキュリティ記述子によって参照され、コピーされません。 このパラメーターが NULL の場合、この関数はセキュリティ記述子のプライマリ グループ情報をクリアします。 これにより、セキュリティ記述子にプライマリ グループが存在しないものとしてマークされます。

[in] bGroupDefaulted

プライマリ グループの情報が既定のメカニズムから派生したものかどうかを示します。 この値が TRUE の場合は既定の情報であり、関数はこの値を SECURITY_DESCRIPTOR_CONTROL構造体の SE_GROUP_DEFAULTED フラグとして格納します。 このパラメーターが 0 の場合は、SE_GROUP_DEFAULTED フラグがクリアされます。

戻り値

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー securitybaseapi.h (Windows.h を含む)
Library Advapi32.lib
[DLL] Advapi32.dll

こちらもご覧ください

GetSecurityDescriptorGroup

InitializeSecurityDescriptor

低レベルのAccess Control

低レベルのAccess Control関数

SECURITY_DESCRIPTOR

SECURITY_DESCRIPTOR_CONTROL

SID

SetSecurityDescriptorDacl

SetSecurityDescriptorOwner

SetSecurityDescriptorSacl