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グラデーション ブラシで図形を塗りつぶす

グラデーション ブラシを使用して、徐々に変化する色で図形を塗りつぶすことができます。 たとえば、水平方向のグラデーションを使用して、図形の左端から右端に向かって徐々に変化する色で図形を塗りつぶすことができます。 たとえば、左端が黒 (赤、緑、青の成分が 0、0、0 で表されます) で、右端が赤 (255、0、0 で表されます) の四角形があるとします。 四角形の幅が 256 ピクセルの場合、あるピクセルの赤成分は、その左隣のピクセルの赤成分よりも 1 つ大きくなります。 行の左端のピクセルの色成分は (0, 0, 0)、2 番目のピクセルは (1, 0, 0)、3 番目のピクセルは (2, 0, 0)、と続き、右端のピクセルの色成分は (255, 0, 0) となります。 このように補間された色の値により、色のグラデーションが構成されます。

線状グラデーションの場合、水平方向、垂直方向、指定した斜線に平行に移動すると色が変化します。 パス グラデーションの場合、パスの内側や境界を移動すると色が変化します。 パス グラデーションをカスタマイズすることで、さまざまな効果を実現できます。

GDI+ には LinearGradientBrush クラスと PathGradientBrush クラスが用意されており、どちらも Brush クラスから継承されます。

次のトピックでは、線形グラデーションとパス グラデーションについて詳しく説明します。