Windows for IoT の概要

Windows for IoT とは

IoT 向け Windows は、エンタープライズ クラスのパワー、セキュリティ、管理の容易性をモノのインターネットにもたらす Windows ファミリのメンバーです。 Windows の組み込みエクスペリエンス、エコシステム、クラウド接続を使用することで、組織はセキュリティで保護されたデバイスを使用してモノのインターネットを作成し、クラウド戦略全体にすばやくプロビジョニング、簡単に管理、シームレスに接続できます。

Windows For IoT Edition

Windows for IoTには、3 つのエディションがあります。

Windows IoT Enterprise
特定のアプリケーションと周辺機器のセットにロックダウンされた専用デバイスを作成するための特殊な機能を備えた Windows Enterprise のフル バージョン。

Windows Server IoT 2022
エンタープライズ管理とセキュリティを IoT ソリューションに提供する Windows Server 2022 のフル バージョン。


Windows 10 IoT Core Windows 10 オペレーティング システム ファミリの最小メンバー。 単一のアプリを実行するだけですが、Windows 10 に期待される管理の容易性とセキュリティを備えています。

固定目的デバイス

Windows は、何十年もの間、世界中の消費者や企業によって使用されるラップトップやデスクトップのオペレーティング システムとしてよく知られています。 また、Windows は、多くの ATM マシン、POS 端末、産業用オートメーション システム、シン クライアント、医療機器、デジタル サイネージ、キオスクや、その他の固定目的デバイスにも搭載されています。 Windows for IoT では、ライセンス契約で特定の許可や制限を設けて、これら固定目的デバイスを構築できます。

ヒント

Windows IoT Enterprise のすべての使用シナリオに関する完全ガイダンスについては、ライセンス契約を参照してください。 エンドユーザーのお客様であれば、OEM が契約書で条件を提示しているはずです。 OEM の場合は、特定のライセンス契約に関する質問をディストリビューターに送ることができます。

固定目的デバイスは、次の点で汎用デバイスと異なります。

  • デバイスは、割り当てられたアクセスまたはシェル ランチャー機能によって、1 つのアプリケーションまたは固定された一連のアプリケーションにロックダウンされます。
  • お客様が電源を入れると、すぐにデバイス エクスペリエンスを利用できます。 このエクスペリエンスは、通常の Windows の既定のエクスペリエンスをスキップするようにデバイス イメージを構成することで実現されます。
  • キーボード、USB ポート、およびデバイス ポリシーはロックダウンされ、デバイスが固定目的でのみ使用されるよう制限されます。
  • IoT デバイス OEM はデバイスのライセンスを取得し、完全なソリューションとしてユーザーにソフトウェアを提供します。
  • IoT デバイス OEM は、独自の IoT OEM 契約の一部として Windows IoT 用語を提供します。
  • OEM は、オペレーティング システムによって実行される機能を含む、製品全体に対するカスタマー サポートを提供します。