コマンド ラインを使用した変換

Windows インストーラーから MSIX パッケージへの変換をスクリプトを使用して自動化する

MSIX Packaging Tool では、MSIX アプリケーション パッケージを作成するためのコマンド ライン インターフェイスがサポートされています。 これにより、アプリのインストーラーの再パッケージ化プロセスを自動化し、一括変換を実行できます。

MSIX パッケージのパッケージ化、署名、管理、および配布のプロセスを自動化する方法を示すサンプル PowerShell と Bash スクリプトについては、MSIX Toolkit のスクリプト フォルダーを参照してください。

コマンド プロンプトでコマンド ラインを使用する

アプリケーションの新しい MSIX パッケージを作成するには、管理者のコマンド プロンプト ウィンドウで MsixPackagingTool.exe create-package コマンドを実行します。 これは、完全なパスを指定しなくてもアプリケーションを容易に実行できるようにするための、アプリの実行エイリアスであることに注意してください。

コマンド ライン引数として渡すことができるパラメーターを次に示します (大文字と小文字が区別されます)。

パラメーター 説明
$ --help ヘルプ情報を表示します。
--template [必須] パッケージ情報とこの変換の設定が含まれている変換テンプレート XML ファイルへのパス。
--virtualMachinePassword [省略可能] 変換環境として使用される仮想マシンのパスワード。 注: テンプレート ファイルには VirtualMachine 要素が含まれている必要があり、Settings::AllowPromptForPassword 属性の設定は true であってはなりません。
--machinePassword [省略可能] 変換環境として使用されるリモート マシンのパスワード。 注: テンプレート ファイルには RemoteMachine または VirtualMachine 要素が含まれている必要があり、Settings::AllowPromptForPassword 属性の設定は true であってはなりません。
--resume [省略可能] 再起動後に変換フローを再開する目的で使用します。
-v --verbose [省略可能] コンソールに詳細なログを出力します。

例:


    MsixPackagingTool.exe create-package --template c:\users\documents\ConversionTemplate.xml -v

    MSIXPackagingTool.exe create-package --template c:\users\documents\ConversionTemplate.xml --virtualMachinePassword pswd112893
    

Note

現在、App-V 5.x の変換は、コマンド ラインを通じての変換がサポートされています。 これには機能が含まれます。

コマンド ライン テンプレート ファイルの生成は、アプリケーションの変換プロセスで MSIX Packaging Tool を使用して行うことができるほか、Microsoft が提供するサンプル テンプレートから手動で行うこともできます。