BITS の使用
次の手順では、バックグラウンド インテリジェント転送サービス (BITS) インターフェイスを使用してファイル転送を実行する方法を示します。
ファイルを転送するには
前の手順では、ジョブのデフォルトのプロパティ値を使用してファイルを転送する方法を示しました。 ジョブの 1 つ以上のプロパティ値を変更することで、既定の動作を変更できます。 たとえば、キュー内の他のジョブと比較してジョブが処理される優先順位を変更したり、独自のプロキシ設定を指定したり、BITS がファイルを転送したときにイベント通知を受信するように登録したりできます。 詳細については、「ジョブのプロパティの設定と取得」を参照してください。
Windows PowerShell には、多くの BITS タスクを管理するための簡単なメカニズムが用意されています。 このセクションには、BITS で Windows PowerShell コマンドレットを使用する方法を示す次のトピックが含まれています。
- Windows PowerShell を使用した BITS 転送ジョブの作成
- WinRM Windows PowerShell コマンドレットを使った BITS 転送ジョブの管理
- WMI Windows PowerShell コマンドレットを使用した BITS Compact Server の管理
Note
Windows 10 バージョン 1607 以降では、PowerShell コマンドレットを実行し、BITS管理または別のマシン (物理または仮想) に接続されている PowerShell リモート コマンド ラインから BITS インターフェイスを使用する他のアプリケーションを使用することもできます。 この機能は、同じ物理マシン上の仮想マシンに対して PowerShell Direct コマンド ラインを使用する場合は使用できません。また、WinRM コマンドレットを使用する場合は使用できません。
リモート PowerShell セッションから作成された BITS ジョブは、そのセッションのユーザー アカウント コンテキストで実行され、そのユーザー アカウントに関連付けられたアクティブなローカル ログオン セッションまたはリモート PowerShell セッションが少なくとも 1 つある場合にのみ進行します。 詳細については、「PowerShell リモート セッションを管理するには」を参照してください。
このセクションでは、以下のトピックについても説明します。
BITS インターフェイスを使用するサンプル コードについては、「BITS のサンプルとツール」を参照してください。