次の方法で共有


CoAllowUnmarshalerCLSID 関数 (combaseapi.h)

呼び出し元プロセスのみの許可リストに unmarshaler CLSID を追加します。

構文

HRESULT CoAllowUnmarshalerCLSID(
  [in] REFCLSID clsid
);

パラメーター

[in] clsid

プロセスごとの許可リストに追加される非マーシャラーの CLSID。

戻り値

この関数が成功すると、 S_OKが返されます。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

現在のプロセスで CoInitializeSecurity が呼び出されるまで、CoAllowUnmarshalerCLSID 関数を呼び出さないでください。

CoAllowUnmarshalerCLSID 関数を使用すると、ポリシー オプションによって提供されるよりも、非マーシャリング ポリシーをより細かく制御できます。 プロセスで非マーシャリング ポリシーが適用される場合、 CoAllowUnmarshalerCLSID 関数の効果は、ポリシーを比較的弱くすることです。 このため、セキュリティへの影響が十分に理解されている場合にのみ 、CoAllowUnmarshalerCLSID を呼び出します。 通常、これは、そのオプションで許可されていない特定のマーシャラー CLSID が他の制約のために必要な場合に、広範な攻撃面の削減に対してより強力な非マーシャリング ポリシー オプションを適用するために使用されます。

たとえば、Unmarshaler が既知または脆弱性があると思われるがアプリで必要な場合は、 CoAllowUnmarshalerCLSID 関数を呼び出すのが適切です。 また、unmarshaler が複数のプロセスで使用されている場合は CoAllowUnmarshalerCLSID を呼び出すのが適切ですが、一般的でない機能の一部としてのみ使用されます。 Unmarshaler を強化するための代わりに CoAllowUnmarshalerCLSID 関数を使用しないでください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 8
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2012
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー combaseapi.h
Library Ole32.lib
[DLL] Ole32.dll

こちらもご覧ください

GLOBALOPT_UNMARSHALING_POLICY_VALUES

IMarshalingStream