CoGetCurrentProcess 関数 (combaseapi.h)
現在のスレッドに固有の値を返します。 CoGetCurrentProcess を 使用すると、スレッド ID の再利用の問題を回避できます。
構文
DWORD CoGetCurrentProcess();
戻り値
関数は、現在のスレッドの一意識別子を返します。
注釈
CoGetCurrentProcess の呼び出しから返される値を使用すると、スレッドによってキーが設定されたテーブルを維持したり、スレッドを他のスレッドまたはプロセスに対して一意に識別したりできます。
CoGetCurrentProcess は、現在のワークステーションで 2 ² 以上のスレッドが作成されるまで、またはワークステーションが再起動されるまで、もう一度使用されないため、効果的に一意の値を返します。
CoGetCurrentProcess によって返される値は、呼び出し元の有効期間中、同じスレッドを一意に識別します。 スレッドが作成および破棄されると、スレッド ID は予告なしに再利用できるため、この値は GetCurrentThreadId 関数によって返される値よりも信頼性が高くなります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | combaseapi.h (Objbase.h を含む) |
Library | Ole32.lib |
[DLL] | Ole32.dll |