DOCMISC 列挙 (docobj.h)
ドキュメント オブジェクトに関するその他のプロパティ情報を提供します。
構文
typedef enum __MIDL_IOleDocument_0001 {
DOCMISC_CANCREATEMULTIPLEVIEWS = 1,
DOCMISC_SUPPORTCOMPLEXRECTANGLES = 2,
DOCMISC_CANTOPENEDIT = 4,
DOCMISC_NOFILESUPPORT = 8
} DOCMISC;
定数
DOCMISC_CANCREATEMULTIPLEVIEWS 値: 1 オブジェクトは複数のビューをサポートしています。 |
DOCMISC_SUPPORTCOMPLEXRECTANGLES 値: 2 オブジェクトは複雑な四角形をサポートしているため、 IOleDocumentView::SetRectComplex を実装します。 |
DOCMISC_CANTOPENEDIT 値: 4 オブジェクトは別のウィンドウでのアクティブ化をサポートするため、 IOleDocumentView::Open を実装します。 |
DOCMISC_NOFILESUPPORT 値: 8 オブジェクトは、ファイルの読み取り/書き込みをサポートしていません。 |
解説
アクティブ化のためにユーザー インターフェイスが制限されているオブジェクトは、DOCMISC_CANTOPENEDIT設定する必要があります。 永続化メカニズムとしてのみ IPersistStorage を サポートするものは、DOCMISC_NOFILESUPPORTを指定する必要があります。 それ以外の場合、オブジェクトは IPersistFile も実装する必要があります。
DOCMISC からの値の組み合わせは、IOleDocument::GetDocMiscStatus の pdwStatus パラメーターで指定された場所で返されます。
オブジェクトにこれらのフラグが必要ない場合は、 pdwStatus パラメーターに 0 を書き込む必要があります。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
Header | docobj.h |
関連項目
IOleDocument::GetDocMiscStatus