IOleDocument::CreateView メソッド (docobj.h)
呼び出し元のプロセスでドキュメント ビュー オブジェクトを作成し、そのオブジェクトの IOleDocumentView インターフェイスへのポインターを取得します。
構文
HRESULT CreateView(
[in] IOleInPlaceSite *pIPSite,
[in] IStream *pstm,
[in] DWORD dwReserved,
[out] IOleDocumentView **ppView
);
パラメーター
[in] pIPSite
新しいドキュメント ビュー オブジェクトに関連付けるビュー サイト オブジェクトを表す IOleInPlaceSite インターフェイスへのポインター。 このパラメーターは、たとえば、ビューが新しい初期化されていないドキュメント オブジェクトに含まれている場合に NULL にすることができます。その場合、呼び出し元は IOleDocumentView::SetInPlaceSite の後続の呼び出しでビューを初期化する必要があります。
[in] pstm
新しいドキュメント ビュー オブジェクトがそれ自体を初期化する必要があるデータを含むストリームへのポインター。 NULL の場合、ドキュメント オブジェクトは既定の状態で新しいドキュメント ビュー オブジェクトを初期化します。
[in] dwReserved
このパラメーターは予約されており、0 である必要があります。
[out] ppView
新しいドキュメント ビュー オブジェクトへのインターフェイス ポインターを受け取る IOleDocumentView ポインター変数へのポインター。 成功した場合、呼び出し元は、ビュー オブジェクトが不要になったときに ppview ポインターで IUnknown::Release を呼び出す役割を担います。
戻り値
このメソッドは、成功したS_OKを返します。 その他の可能な戻り値は次のとおりです。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
操作が失敗しました。 |
|
操作に使用できるメモリが不足しています。 |
|
予期しないエラーが発生しました。 |
|
ppView のアドレスは NULL です。 |
注釈
ドキュメント オブジェクト コンテナーのドキュメント サイトは CreateView を 呼び出して、既定のデータから、または既存のストリームの内容を使用して、コンテナーのプロセスでそれ自体の新しいビューを作成するようにドキュメント オブジェクトに指示します。
CreateView を呼び出しても、新しいビュー自体は表示されません。 そのためには、IOleDocumentView::Show または IOleDocumentView::UIActivate を呼び出す必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | docobj.h |
こちらもご覧ください
IOleDocumentView::ApplyViewState