DWriteCreateFactory 関数 (dwrite.h)
個々のDirectWrite オブジェクトの後続の作成に使用されるDirectWrite ファクトリ オブジェクトを作成します。
構文
HRESULT DWriteCreateFactory(
[in] DWRITE_FACTORY_TYPE factoryType,
[in] REFIID iid,
[out] IUnknown **factory
);
パラメーター
[in] factoryType
ファクトリ オブジェクトを共有するか分離するかを指定する値。
[in] iid
型: REFIID
__uuidof (IDWriteFactory) など、DirectWrite ファクトリ インターフェイスを識別する GUID 値。
[out] factory
型: IUnknown**
新しく作成されたDirectWrite ファクトリ オブジェクトへのポインターのアドレス。
戻り値
型: HRESULT
この関数が成功すると、 S_OKが返されます。 それ以外の場合は、 HRESULT エラー コードが返されます。
注釈
この関数は、個々のDirectWrite オブジェクトの後続の作成に使用されるDirectWrite ファクトリ オブジェクトを作成します。 DirectWrite ファクトリには、フォント ローダーの登録やキャッシュされたフォント データなどの内部状態データが含まれています。 ほとんどの場合、共有ファクトリ オブジェクトを使用することをお勧めします。これは、DirectWriteを使用する複数のコンポーネントが内部DirectWrite状態データを共有し、それによってメモリ使用量を削減できるためです。 ただし、プロセスの残りの部分に対する信頼されていないソースからのプラグインなどのコンポーネントの影響を軽減するには、プロセス コンポーネントの残りの部分からサンドボックス化して分離することが望ましい場合があります。 このような場合は、サンドボックス コンポーネントに分離ファクトリを使用することをお勧めします。
次の例は、共有DirectWrite ファクトリを作成する方法を示しています。
if (SUCCEEDED(hr))
{
hr = DWriteCreateFactory(
DWRITE_FACTORY_TYPE_SHARED,
__uuidof(IDWriteFactory),
reinterpret_cast<IUnknown**>(&pDWriteFactory_)
);
}
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 7、Windows Vista と SP2、および Windows Vista 用プラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用プラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | dwrite.h |
Library | Dwrite.lib |
[DLL] | Dwrite.dll |