次の方法で共有


IDXGISurface1::ReleaseDC メソッド (dxgi.h)

現在のサーフェスに関連付けられている GDI デバイス コンテキスト (DC) を解放し、Direct3D を使用してレンダリングできるようにします。

構文

HRESULT ReleaseDC(
  [in, optional] RECT *pDirtyRect
);

パラメーター

[in, optional] pDirtyRect

種類: RECT*

サーフェスのダーティ領域を識別する RECT 構造体へのポインター。
ダーティ領域は、GDI レンダリングに使用し、保持するサーフェスの任意の部分です。 この領域は、特定のシナリオでグラフィックス サブシステムのパフォーマンス ヒントとして使用されます。 このパラメーターを使用して、指定した四角形領域へのレンダリングを制限しないでください。 NULL を渡すと、ReleaseDC はサーフェス全体をダーティと見なします。 それ以外の場合、 ReleaseDC は、パフォーマンス ヒントとして RECT で指定された領域を使用して、GDI レンダリングによって操作された領域を示します。

コンテンツを変更しなかった場合は、空の RECT 構造体 (位置または領域のない四角形) にポインターを渡すことができます。

戻り値

型: HRESULT

このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

この方法は、Windows Vista および Windows Server 2008 に付属する DXGI 1.0 ではサポートされていません。 DXGI 1.1 のサポートが必要です。これは、Windows 7、Windows Server 2008 R2、および Service Pack 2 (SP2) (KB 971644) と Windows Server 2008 (KB 971512) を使用した Windows Vista の更新プログラムとして利用できます。

ReleaseDC メソッドを使用して DC を解放し、アプリケーションがこのサーフェスに対するすべての GDI レンダリングを完了したことを示します。
Direct3D を使用して追加のレンダリングを実行するには、 ReleaseDC メソッドを呼び出す必要があります。

バッファーのサイズを変更する前に、未処理のすべての DC を解放する必要があります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 7 [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 R2 [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー dxgi.h
Library DXGI.lib

こちらもご覧ください

DXGI インターフェイス

IDXGISurface1