LSA_CREATE_THREAD コールバック関数 (ntsecpkg.h)

CreateThread 関数は、ローカル セキュリティ機関 (LSA) で使用する必要がある Windows CreateThread 関数のラッパーです。 LSA が追跡できるスレッドを作成し、開始するスレッドにデバッグ情報をアタッチし、LSA プロセスを保護するための特別な例外処理を提供します。

構文

LSA_CREATE_THREAD LsaCreateThread;

HANDLE LsaCreateThread(
  [in]  SEC_ATTRS SecurityAttributes,
  [in]  ULONG StackSize,
  [in]  SEC_THREAD_START StartFunction,
  [in]  PVOID ThreadParameter,
  [in]  ULONG CreationFlags,
  [out] PULONG ThreadId
)
{...}

パラメーター

[in] SecurityAttributes

返された ハンドルを子 プロセスによって継承できるかどうかを決定するSEC_ATTRS構造体へのポインター。

[in] StackSize

スタックの初期コミット サイズをバイト単位で指定します。

[in] StartFunction

スレッドによって実行される SEC_THREAD_START 型のアプリケーション定義関数へのポインター。

[in] ThreadParameter

スレッドに渡される単一のパラメーター値へのポインター。

[in] CreationFlags

スレッドの作成を制御するフラグを指定します。

[out] ThreadId

スレッド識別子を受け取る変数へのポインター。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は新しいスレッドへのハンドルです。 ハンドルの使用が完了したら、 CloseHandle 関数を呼び出して閉じます。

関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

CreateThread 関数へのポインターは、SpInitialize 関数によって受け取られたLSA_SECPKG_FUNCTION_TABLE構造体で使用できます。

詳細については、「Windows CreateThread 関数」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー ntsecpkg.h

こちらもご覧ください

CreateThread

GetLastError

LSA_SECPKG_FUNCTION_TABLE

SpInitialize