SetThreadSelectedCpuSetMasks 関数 (processthreadsapi.h)

指定したスレッドに対して選択した CPU セットの割り当てを設定します。 この割り当ては、プロセスの既定の割り当てが設定されている場合にオーバーライドされます。

構文

BOOL SetThreadSelectedCpuSetMasks(
  HANDLE          Thread,
  PGROUP_AFFINITY CpuSetMasks,
  USHORT          CpuSetMaskCount
);

パラメーター

Thread

CPU セットの割り当てを設定するスレッドを指定します。 アクセス権PROCESS_SET_LIMITED_INFORMATIONGetCurrentProcess によって返される値は、ここで指定することもできます。

CpuSetMasks

スレッド選択 CPU セットとして設定 する CPU セットを表すGROUP_AFFINITY構造体の省略可能なバッファーを指定します。 これが NULL の場合、 SetThreadSelectedCpuSetMasks 関数は割り当てをクリアし、既定の割り当てが設定されている場合は処理に戻します。

CpuSetMaskCount

GroupCpuSets 引数で渡されるリスト内の GROUP_AFFINITY 構造体の数を指定します。 バッファーが NULL の場合、この値は 0 である必要があります。

戻り値

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合、戻り値は 0 で、 GetLastError を呼び出すことで拡張エラー情報を取得できます。

注釈

この関数は SetThreadSelectedCpuSets に似ていますが、CPU セット ID ではなくグループ アフィニティを使用して CPU セットの一覧を表す点が除きます。 つまり、結果として選択されたスレッドの CPU セット割り当ては、指定されたグループ アフィニティの一覧にホーム プロセッサを含むすべての CPU セットのセットになります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 11
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2022
Header processthreadsapi.h
[DLL] kernel32.dll