PRIVILEGE_SET 構造体 (winnt.h)
PRIVILEGE_SET構造体は、一連の特権を指定します。 また、オブジェクトへのアクセスを要求するユーザーまたはグループが保持する特権がある場合は、それを示すためにも使用されます。
構文
typedef struct _PRIVILEGE_SET {
DWORD PrivilegeCount;
DWORD Control;
LUID_AND_ATTRIBUTES Privilege[ANYSIZE_ARRAY];
} PRIVILEGE_SET, *PPRIVILEGE_SET;
メンバー
PrivilegeCount
特権セット内の特権の数を指定します。
Control
特権に関連する制御フラグを指定します。 PRIVILEGE_SET_ALL_NECESSARY制御フラグは現在定義されています。 これは、指定されたすべての特権が、アクセスを要求する プロセス によって保持されている必要があることを示します。 このフラグが設定されていない場合、ユーザーのアクセス トークンに特権が存在すると 、アクセス 権が付与されます。
Privilege[ANYSIZE_ARRAY]
セットの特権を記述 するLUID_AND_ATTRIBUTES 構造体の配列を指定します。 特権には、次の属性が定義されています。
注釈
特権は、一般的な随意アクセス制御よりも厳密にオブジェクトまたはサービスへのアクセスを制御するために使用されます。 システム・マネージャーは特権を使用して、システム・リソースを操作できるユーザーを制御します。 アプリケーションは、システム全体のリソースを変更するときに特権を使用します (システム時刻の変更やシステムのシャットダウン時など)。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
Header | winnt.h (Windows.h を含む) |