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SCardAudit 関数 (winscard.h)

SCardAudit 関数は、イベント メッセージを Windows アプリケーション ログ Microsoft-Windows-SmartCard-Audit/Authentication に書き込みます。

構文

LONG SCardAudit(
  [in] SCARDCONTEXT hContext,
  [in] DWORD        dwEvent
);

パラメーター

[in] hContext

リソース マネージャー コンテキストを識別するハンドル。 リソース マネージャー コンテキストは、 SCardEstablishContext 関数の以前の呼び出しによって設定できます。 このパラメーターを NULL にすることはできません。

[in] dwEvent

ログに記録するイベント。

説明
SCARD_AUDIT_CHV_FAILURE
0x0
スマート カード 所有者検証 (CHV) の試行に失敗しました。
SCARD_AUDIT_CHV_SUCCESS
0x1
スマート カード 所有者検証 (CHV) の試行が成功しました。

戻り値

この関数は、成功するか失敗するかによって異なる値を返します。

リターン コード 説明
Success
SCARD_S_SUCCESS。
障害
エラー コード。 詳細については、「 スマート カードの戻り値」を参照してください。

解説

この関数はリダイレクトされません。 リモート デスクトップ セッション内から SCardAudit 関数を呼び出すアプリケーションは、リモート システムでイベントをログに記録します。

// hContext was set by a previous call to SCardEstablishContext.
lReturn = SCardAudit (hContext,
                      SCARD_AUDIT_CHV_SUCCESS);

if ( SCARD_S_SUCCESS != lReturn )
{
    printf("Failed SCardAudit - %x\n", lReturn);
    // Take appropriate action
}

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 8 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winscard.h
Library Winscard.lib
[DLL] Winscard.dll