OpenClipboard 関数 (winuser.h)

検査のためにクリップボードを開き、他のアプリケーションがクリップボードの内容を変更できないようにします。

構文

BOOL OpenClipboard(
  [in, optional] HWND hWndNewOwner
);

パラメーター

[in, optional] hWndNewOwner

型: HWND

開いているクリップボードに関連付けるウィンドウへのハンドル。 このパラメーターが NULL の場合、開いているクリップボードは現在のタスクに関連付けられます。

戻り値

種類: BOOL

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

別のウィンドウでクリップボードが開いている場合、OpenClipboard は失敗します。

OpenClipboard が正常に呼び出されるたびに、アプリケーションは CloseClipboard 関数を呼び出す必要があります。

hWndNewOwner パラメーターによって識別されるウィンドウは、EmptyClipboard 関数が呼び出されない限り、クリップボードの所有者になりません。

アプリケーションが hwnd を NULL に設定して OpenClipboard を呼び出す場合、EmptyClipboard はクリップボードの所有者を NULL に設定します。これにより、SetClipboardData が失敗します。

例については、「 クリップボードへの情報のコピー」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winuser.h (Windows.h を含む)
Library User32.lib
[DLL] User32.dll
API セット ext-ms-win-ntuser-misc-l1-2-0 (Windows 8.1 で導入)

関連項目

クリップボード

CloseClipboard

概念

EmptyClipboard

参照