次の方法で共有


SCROLLBARINFO 構造体 (winuser.h)

SCROLLBARINFO 構造体には、スクロール バー情報が含まれています。

構文

typedef struct tagSCROLLBARINFO {
  DWORD cbSize;
  RECT  rcScrollBar;
  int   dxyLineButton;
  int   xyThumbTop;
  int   xyThumbBottom;
  int   reserved;
  DWORD rgstate[CCHILDREN_SCROLLBAR + 1];
} SCROLLBARINFO, *PSCROLLBARINFO, *LPSCROLLBARINFO;

メンバー

cbSize

型: DWORD

構造体のサイズをバイト単位で指定します。 GetScrollBarInfo 関数を呼び出す前に、cbSizesizeof(SCROLLBARINFO) に設定します。

rcScrollBar

種類: RECT

RECT 構造体で指定されたスクロール バーの座標。

dxyLineButton

型: int

親指の高さまたは幅。

xyThumbTop

型: int

親指の上または左の位置。

xyThumbBottom

型: int

親指の下または右の位置。

reserved

型: int

予約済み。

rgstate[CCHILDREN_SCROLLBAR + 1]

種類: DWORD[CCHILDREN_SCROLLBAR+1]

DWORD 要素の配列。 各要素は、スクロール バー コンポーネントの状態を示します。 次の値は、各配列インデックスに対応するスクロール バー コンポーネントを示しています。

インデックス スクロール バー コンポーネント
0 スクロール バー自体。
1 上または右矢印ボタン。
2 ページの上またはページの右側の領域。
3 スクロール ボックス (つまみ)。
4 ページの下またはページの左側の領域。
5 下矢印ボタンまたは左矢印ボタン。
 

各スクロール バー コンポーネントの DWORD 要素には、次のビット フラグの組み合わせを含めることができます。

意味
STATE_SYSTEM_INVISIBLE
スクロール バー自体の場合は、指定された垂直または水平スクロール バーが存在しないことを示します。 ページの上または下の領域の場合、 は、領域が存在しないようにサムが配置されていることを示します。
STATE_SYSTEM_OFFSCREEN
スクロール バー自体の場合は、指定した垂直または水平スクロール バーが現在表示されないように、ウィンドウのサイズが設定されていることを示します。
STATE_SYSTEM_PRESSED
矢印ボタンまたはページ領域が押されます。
STATE_SYSTEM_UNAVAILABLE
コンポーネントが無効になっています。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
Header winuser.h (Windows.h を含む)
再頒布可能パッケージ Service Pack 6

関連項目

概念

GetScrollBarInfo

その他のリソース

Rect

リファレンス

スクロール バー