オブジェクトの状態

複合オブジェクトは、パッシブ、読み込み、または実行の 3 つの状態のいずれかで存在します。 複合ドキュメント オブジェクトの状態は、そのコンテナー内のオブジェクトとその作成を担当するアプリケーションとの間の関係を記述します。 次の表は、これらの状態をまとめたものです。

オブジェクトの状態 説明
パッシブ
複合ドキュメント オブジェクトは、ディスク上またはデータベース上のストレージにのみ存在します。 この状態では、オブジェクトは表示または編集できません。
ロード済み
オブジェクト ハンドラーによって作成されたオブジェクトのデータ構造は、コンテナーのメモリ内にあります。 コンテナーはオブジェクト ハンドラーとの通信を確立しており、オブジェクトのレンダリングに使用できるキャッシュされたプレゼンテーション データがあります。 呼び出しはオブジェクト ハンドラーによって処理されます。 この状態はオーバーヘッドが少ないため、ユーザーが単にオブジェクトを表示または印刷する場合に使用されます。
実行中
リモート処理を制御するオブジェクトが作成され、OLE サーバー アプリケーションが実行されています。 オブジェクトのインターフェイスにアクセスでき、コンテナーは変更の通知を受け取ることができます。 この状態では、エンド ユーザーはオブジェクトを編集または操作できます。

詳細については、次のトピックを参照してください。

複合ドキュメント