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EM_SCROLL メッセージ

複数行編集コントロールでテキストを垂直方向にスクロールします。 このメッセージは、WM_VSCROLL メッセージを編集コントロールに送信することと同じです。 このメッセージは、編集コントロールまたはリッチ エディット コントロールのどちらかに送信できます。

パラメーター

wParam

スクロール バーで実行されるアクション。 このパラメーターには、次の値のいずれかを指定できます。

意味
SB_LINEDOWN
1 行下にスクロールします。
SB_LINEUP
1 行上にスクロールします。
SB_PAGEDOWN
1 ページ下にスクロールします。
SB_PAGEUP
1 ページ上にスクロールします。

lParam

このパラメーターは使用されません。

戻り値

メッセージが成功した場合、戻り値の HIWORDTRUE になり、LOWORD はコマンドがスクロールする行数になります。 返される数は、スクロールがテキストの先頭または末尾に移動した場合にスクロールされた実際の行数と同じでない場合があります。 wParam パラメーターで無効な値が指定されている場合、戻り値は FALSE です。

解説

特定の行または文字位置までスクロールするには、EM_LINESCROLL メッセージを使用します。 キャレットをビューにスクロールするには、EM_SCROLLCARET メッセージを使用します。

リッチ エディット: Microsoft Rich Edit 1.0 以降でサポートされています。 リッチ エディット バージョンとさまざまなシステム バージョンの互換性については、「リッチ エディット コントロールについて」を参照してください。

要件

要件 Value
サポートされている最小のクライアント
Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
ヘッダー
Winuser.h (Windows.h を含む)

関連項目

リファレンス

EM_LINESCROLL

EM_SCROLLCARET

WM_VSCROLL